子どもたちがネットを通じて犯罪に巻き込まれるケースが増えるなか、そのきっかけとなる掲示板などでの書き込みは、サービスに通じていない人にはさっぱりわからない内容となっていることが多い。たとえば、ある出会い系サイトの「JK・JC、ホ別イチゴで@三也」という書き込みは、「女子高生または女子中学生、ホテル代別の報酬として1万5千円、池袋でいかがですか?」という意味になる。
Jetrunテクノロジが開設した「ネット危険用語白書」は、こうした隠語や暗号を「ネット危険用語」と位置づけ、用語の意味や危険性を広く世間に知らせることで、犯罪や危険行為を未然に防ぐことを目的としたサイトで、現在4600件ほどの言葉が登録されている。
サイトでは用語検索が可能なほか、「犯罪」「自殺」「援助交際」などカテゴリー分けし、危険度の3段階で表示するなど、なじみのない用語の理解を手助けする配慮がなされている。
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