モバイル マーケティング ソリューション協議会(MMSA)は、6月6日~7日にわたって開催されている「モバイル マーケティング カンファレンス2007」において、「モバイル マーケティング ソリューション ガイドライン2.0」のセミナーを実施し、展示ブースにて冊子を配布した。
モバイルは、近年急速に普及し、現在は8,000万台を超え、モバイル・マーケティングの市場は順調に拡大しているが、適切なプロモーション活用が、クライアント(広告会社、広告主等)側で把握しにくいという状況があるのは確かだ。
ユーザーもモバイル・プロモーションに関する認知・理解は、まだ充分でなく、ユーザーに不利益を与えないようプロモーション活動を行っていくことがモバイル・マーケティング市場の発展には必要だ。
そのための意見交換の場として、MMSAはガイドラインの提唱を行っている。
このガイドラインはMMSAの前身であるモバイル マーケティング ソリューション研究会の2004年に発表したガイドライン1.0を改訂したもの。企業がモバイル端末(インターネット機能付き携帯電話など)を活用したマーケティング活動を行うにあたり、消費者が利用しやすいよう、モバイルキャンペーンサイトの構築や制作、ツールなどの提供を行うソリューションプロバイダーが留意すべき事項を取りまとめている。
主だった改訂項目としては、GPS搭載による位置情報やICチップによる決済、コンテンツ面での検索エンジン対策、遵法部分ではモバイルコマースなどだ。
MMSAは、消費者に配慮したマーケティング活動を行うモバイルマーケティングに関するルールやガイドラインなどの認知促進・啓蒙活動を通じて、モバイルマーケティングソリューション市場の健全な発展・成長、産業創造のために、2006年4月12日設立された。ガイドラインの内容については下記のPDFファイルを閲覧していただきたい。
「モバイル・マーケティング・ソリューションガイドライン Ver. 2.0」