収益最大化を軸に開発 スマホ特化型広告配信SSPサービス「AdStir」
スマートフォン特化型広告配信SSPサービス「AdStir」は、ngi groupが2011年9月12日にリリース。同社は、以前からスマホ向けアドネットワーク「AD-STA」を手がけており、広告出稿者はもちろん、メディアやアプリ開発者など広告掲載側のニーズも十分に把握していた。それはシンプルに「高い収益性」である。そのニーズに応えるべく、AdStirは開発された。
AdStirの最大の特徴は、アドサーバ機能と、複数のアドネットワークを一元管理して配信を最適化するイールドオプティマイゼーション機能を組み合わせたことにある。これにより、配信パターンを変え、PDCAサイクルを回すことで、最終的には収益性の高い広告のみを表示することが可能だ。
自社広告も使いようだ。自社で複数のコンテンツ販売サイトや課金アプリを持っているなら、その広告を配信し、コンバージョンへと導くことで、アドネットワーク広告よりも高い収益性を別の形で得ることも考えられる。
簡単設定・運用しやすいインタフェース
導入のしやすさも特徴の1つだ。直感的なインターフェースで、各アドネットワークSDKとAdStir SDKが導入されていれば、運用者にて簡単に設定・管理ができる。
アドネットワークの追加・変更なども、アドネットワークSDKのみ追加すればAdStir側で対応可能。わざわざプログラムを書いて、SDK側に各アドネットワークから割り振られたIDなどを設定する必要もない。
他社アドネットワークのマージンなし 無料で利用できる
AdStirの利用料金は無料。他社のアドネットワークを利用しても、ngi groupに支払うマージンは発生しない。
同サービスの責任者、ngi groupの植 雄平氏によれば、「弊社でもスマートフォンアドネットワークを展開していますが、スマホWebサイト運営者、アプリ開発・運営者の方には、まずはAdStirをお使いいただいて、多様なアドネットワークをご利用いただきながら、収益を最大化していただきたい。弊社では、これからさらにAdStirのサービスを向上させていき、将来的には、利用者の方はもちろん、アドネットワーク事業者や広告主様のメリットになるサービスにしていきたいと考えています」とのこと。
AdStirのサービスについて、現在はアプリ用SDKの配布を行っており、スマートフォンWebへの対応は10月を予定している。