NTTアドは今年の8月上旬に、首都圏在住の20~69歳男女500名を対象に、スマートフォンについての調査を実施した。スマートフォン所有率は全体で18.8%で、男性30~40代の所有率が3割超と全体よりも高い傾向にある。所有機種は、iPhoneが41.5%、iPhone以外の端末が58.5%となった。
スマートフォンを購入するときに重視する点について、iPhone所有者では「iPhoneである」をあげた人が76.9%と最も高く、iPhone以外の所有者では「アンドロイドを採用している」が47.3%。いずれの機種ともOSが購入の決め手となっている。また、満足している点についても、iPhone所有者は「iPhoneである」が61.5%と突出して高く、iPhone以外の所有者では「端末のデザインがよい」が41.3%で最も高くなっている。
スマートフォンの所有意向率は50.4%で、中でも男性20~40代の所有意向率が約7割と高くなっている。所有意向機種は、iPhoneが23.0%、iPhone以外の端末が77.0%となっている。
米国では先日亡くなったアップルCEOスティーブ・ジョブズ氏の伝記が発売され、「アップル」というブランドの神話が人々に深い印象を与えている。日本ではiPhone 4SがソフトバンクモバイルとKDDIから発売された一方、ドコモは多様な機種・通信サービスをAndroid向けに展開し、11月には最新OS「Android 4.0」を搭載したスマートフォンを発売する。ますます激化する競争のなかで、利用者の選択が注目される。
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