ネット上で「100人以上の友達」がいる人の行動様式
電通は、ツイッターなどの“ミニブログ”、ミクシィ、フェイスブックなどの“SNS”を利用している関東圏の15歳から37歳までの男女約1万3千人の中から、100人以上と友達登録をしている800名を対象に9月上旬に調査を行った。
100人以上の友達を持つソーシャルメディア利用者(以下、100友)は、平均友達数が256人、12のコミュニティに参加している。また、「ネット上で自分が発信した情報が届いていると思う最大人数」は平均で2825人となっている。
交流の仕方については、ミニブログでは6割以上の友達と「ネットだけの交流」となっているのに対して、SNSでは8割近くが「現実でも交流」がある。ソーシャルメディアの中でミニブログを最も多く利用している人のうち「他人の発言を引用」する人は94%で、自分のコメントを付けずに「そのまま引用」する割合は6割に及んでいる。「そのまま引用」する理由としては、62%が「ただ伝えたい・共有したいから」と答えている。
また、ソーシャルメディアで参加しているコミュニティの種類は、「趣味」つながりがもっとも多く、「学校」「地元や家族」が続いている。ソーシャルメディアでのふるまい方として「なるべく空気を読む」がトップで44%となっている。
ネットでの友達は必ずしも「リア充」につながらない
ソーシャルメディア上での「プロフィールの公開」を47%が、「顔写真の公開」に関しても38%の人が問題ないとしている。この特徴は、この世代はソーシャルメディア上での友達を多くしたいと考えている若い世代に特徴的である。
しかし、「現実生活が充実しているか」について聞いたところ、友達数が100~149人で13%の人が、150~299人で14%の人が、300人以上で21%の人が「現実生活は充実していない」と回答している。
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