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MarkeZine Day 2025 Retail

現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

これからのネットショップは「スモールキーワード」で勝負!(後編)~匠の技を伝える「京のはんこや 幸栄堂」~

楽天市場での露出はケタはずれに大きい

はんこのネットショップは激戦ということなんですが、「京のはんこや」では見込みを集めるためにどんな方法をとっていますか?

今まで色々広告もしましたが、失敗も多く、難しいですね。30万ほどかけても、5万ぐらいしか売れなかったりして、大赤字のときもあります。現在は、本店だけはSEOをやってます。また近々、広告にも再挑戦してみようと思っています。後はアフィリエイトかな? 楽天市場店は少し難しいので、楽天の企画に乗っています。現在は、広告にお金をかけていないので実証できないのですが、節約するならSEO・SEM関係をしっかりやって、お金をかけるなら効果的なPPC広告を効果的に行なうのがよいのではないでしょうか。SEOやSEMは結果的に費用対効果が良いと思いますし、PPC広告の場合は赤字ラインをよく見極めてやることが重要だと思います。

そこがポイントですね。そのほかの集客方法として、プレゼントキャンペーンも実施しているようですが。

キャンペーンはショップによって、やり方を変えています。やはり楽天の場合は、集客と露出の規模が桁外れに大きいので、本店よりも回数を多くしています。プレゼントの内容は大体3千円から3万円までの現金プレゼントが多いですね。しかし最近は、ちょっと頭打ちの状態になってきました。同じ内容のプレゼントキャンペーンは飽きられてしまうので注意が必要です。

キャンペーン応募者のうち、購入に至るのは何%くらいでしょうか。

応募者のうち、購入してくださるのは1%以下くらいでしょうか。難しいところですね。でも繰り返しプレゼントキャンペーンをして覚えてもらうと、購入してくださる人は少しずつ増えてきます。やはり楽天の集客・露出の規模がケタはずれに大きいので、独自ドメインは楽天の2割もあればいいほうです。これからは、独自ドメイン店の集客・露出をもっと上げないとダメですね。

メルマガも発行していますが、こちらはどのように運営していますか?

メルマガは、CombzMail(コンビーズメール)さんのシステムを使って配信しています。EC協議会のMLなどで評判が良かったのと、そのときたまたま特典があったのですぐに申し込みました。メルマガの内容は、本店と楽天市場店ではぜんぜん違います。楽天の場合はイベント関係の情報が多いです。イベントは友人の店長との合同共催が多いので、イベントがあるときは発行が増えます。楽天市場店では月4回以上発行して、発行部数は25,000ほどです。独自ドメインの本店は最近始めたので、まだ少ないです。

メルマガ発行直後の反応はどうでしょう。

まだまだメルマガ戦略がヘタなので、本店では成果はありません。勉強不足です。しかし、楽天店舗ではメルマガ発行直後の反応は大変よく、購入が増えますね。

そういえば、山下さんは、テレビ東京系の「TVチャンピオン」に出場経験があるそうですね。

そうなんです。平成15年の12月11日の午後7時30分から9時まで放送されたんですが、「全国はんこ選手権」というタイトルで、はんこやバトルです(笑)。東京で4日間缶詰になり、朝9時から深夜2時まで、3ミリ角の爪楊枝に名前のはんこを彫らされたり、ことわざをその場で、ゴム印に彫刻して早さを競わせたり、逆文字早書き競争などなど…もうめちゃくちゃ(笑)。そのとき私の体調は最悪で、収録後は入院しました……。

「京のはんこや」の本店サイトで紹介されている「TVチャンピオン」収録の様子
キモノを着てお座敷での撮影は、超ハードスケジュールで行われた。
えー!そんなに大変な収録だったんですか。でも、それは見たかったなぁ(笑)。

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これからは「スモールキーワード」で勝負!

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この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/20 09:00 https://markezine.jp/article/detail/1574

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