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現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

これからのネットショップは「スモールキーワード」で勝負!(後編)~匠の技を伝える「京のはんこや 幸栄堂」~

 ネットではんこ屋を営む山下弥寿男さんは、全国一の技術を誇る職人でもあります。今回は、ネットショップが巻き込まれやすい価格競争に陥ることなく、伝統の技を伝えようとしている山下さんのお話をお届けします。前編はこちら。

店長紹介
山下 弥寿男(やました やすお)
高校卒業後、大阪のはんこ屋【現代の名工】所で5年間の丁稚奉公・修行を経て、山下弘栄堂入社(本人は二代目にあたる)。平成10年2月「第16回全国一級技能士グランプリ大会」の「印章木口彫刻部門」で、第1位受賞。実店舗3店を経営しながら、激戦の印鑑ネット通販業界の中で、価格競争ではなく技術力と販売力で売上を伸ばしている。ネットショップでは「京のはんこや 幸栄堂」の本店楽天市場店Yahoo!店 の3つを経営。

Movable Typeで構築した本店サイトは管理がラク!

「京のはんこや」の本店サイトは、ブログシステムのMovable Typeを使っていますね。

Movable Typeの利用は、2004年頃から考えていました。ひとつ参考にしているサイトがあって、それが「和食器益子焼販売 ~樂raku~」なんです。このショップに立ち上げ時から注目していて、このサイトが採用しているブログ形式を使って自分もショップを作ろうと考えました。
しかし残念ながら私にはスタイルシートが使えないので困っていたところ、ちょうど2005年2月ごろ、京都コンピューター学院の生徒さんが売り込みに来たので話をしたら、面白そうなのでブログ・ソフトウェアのMovable Typeで作らせてほしいと返事があったんです。しかし、始めてはみたのですが非常に難航しました。色々テストして構築開始までに1か月、色々打ち合わせなどしながら完成したのが2005年5月初旬で、3か月ほどかかっています!

Movable Typeでつくった本店サイト。簡単に文字の大きさを変えられる「文字を拡大」ボタンが付いている。
時間はかかったけれど、完成したサイトを使ってみて、いかがでした?

最初はなれるのに時間かかるのですが、後の管理がラクです。日記を書くようなものですからね。少し難しいかもしれませんが、これから始めるならブログ形式のサイト構築がお勧めです。また、SEO的にも非常に良い結果を出しています。3か月で100番手以下からうさぎ跳びで上位に上がりました。このサイトをつくった効果は抜群です。でもその理由は、各自研究してくださいね(笑)。

そうカンタンに秘密は教えられないですよね(笑)。ブログ感覚で更新できるサイトということですが、山下さんおひとりで更新作業をこなしているのでしょうか。

当社では、現在のところWebスタッフは私ひとりだけです。しかし、さすがにしんどくなったのと病気をしたこともあって、今年の春から新しい方式のページは業者に外注しています。基本設計のみアウトソーシングして、あとは自分で更新・管理しています。

本店の買い物カゴは、どちらのシステムを採用しているのでしょうか。

Hal Networks(ハル・ネットワークス)さんの買い物カゴを使っています。使い心地は非常に満足しています。私が知っている買い物カゴでは最高のものです。さまざまな買取の買い物カゴが選択できますし、簡易データーベースで商品の管理もできるのも魅力のひとつです。投資した金額は1年で回収できるので、レンタルの買い物カゴより安くつくのもうれしいところです。

「彫刻するお名前」が入れられるスペースが備考欄以外に必要だったため、
Hal Networksの買い物カゴをカスタマイズして使用。
試行錯誤しながらスタートして、今では本店のサイトはi-modeにも対応していますね。携帯からの注文も結構多いのでしょうか。

本店の買い物カゴのシステムは高性能なシステムなので、自動的に携帯サイトも作れるんです。それとは別に、昔作ったi-modeサイトもありまして、こちらはあまり力を入れていないのですが、ボツボツ少しずつ注文があるかなぁというところです。これからの時代は、携帯抜きでは話にならないぐらい身近になっているので、これからもっと整備して力を入れて行きたいと思います。

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この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/20 09:00 https://markezine.jp/article/detail/1574

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