comScoreは、年末商戦が始まる11月の最初の26日間のオンラインショッピングの売上をまとめた。「サイバーマンデー」のオンラインショッピングの売上は前年比17%増の14億6500万ドル(約1201億円)。1日のオンラインショッピングの売上としては過去最高となった。11月1日26日までの売上を合わせると、前年比16%増の164億ドル(約1.3兆円)に達している。
「サイバーマンデー」は、感謝祭(11月の第4木曜日)の週末が明けた月曜日、コンピュータの前に戻った消費者がオンラインショッピングをすることから売上がアップすることを指す言葉。今年のサイバーマンデーの売上は、家庭からのアクセス(47.2%)、職場からのアクセス(47.1%)でほぼ二分されている。
サイバーマンデーの売上を見ると、「デジタルコンテンツ&定額課金」が28%を占め、「家電」(24%)、「コンピュータ機器」(22%)、「ビデオゲーム、ゲーム機、周辺機器」(18%)、「ジュエリー&時計」(17%)となっている。2位の「家電」を支えたのは、スマートフォンの売上。一方、タブレットの売上が「コンピュータ機器」の売上に貢献している。
今年のホリデーシーズンのプロモーションは前倒しで行われており、シーズン開始当初からオンラインでの売上は好調に推移。サイバーマンデーの重要性を疑問視する報道もあったが、今回の数字はホリデーシーズンにおける重要性を改めて示すかたちになった。
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