「携帯電話のシェア」に加え「ネット利用のシェア」も奪い取りつつあるスマホ
携帯電話のシェアをガラケーから奪うだけでなく、ネット利用のシェアまでもPCから奪いつつあるスマホ。MarkeZine読者の中にも、「自社サービスのスマホ対応」を取り組むべき施策の1つとして掲げている人は多いだろう。
調査会社・ニールセンが昨年末に発表した「2013年 日本のインターネットサービス訪問者数ランキング」によれば、パソコンからの訪問者数TOP10のサイトでは、平均月間訪問者数が前年比で軒並み数%~十数%のマイナス。一方、LINEやFacebook、Gmailなどのスマホアプリケーション利用者数TOP10の平均月間利用者数は、2013年4月と10月の比較で、概ね1~2割程度のプラスとなった。
双方でTOP10入りを果たしたWebサービスの中からYouTubeを例に取ると、PCからの平均月間訪問者数が約2,700万人に対して、スマホアプリの平均月間利用者数は約1,100万人。スマホからの利用が明らかに無視できない規模にまで育ってきた。
このトレンドは今年も続くことだろう。何年かのうちに、PCよりもスマホからの利用の方が多いWebサービスも増えてくるかもしれない。
大手スマホメディアが導入しているSSP「Fluct for Smartphone」
実際のところ、「『自社サービスのスマホ対応』は万全だ」と自信を持って言える人は、どれくらいいるだろうか。PC向けサービスについては長年の知識・経験があっても、スマホ向けサービスが出てきたのはここ数年の話。自社サービスのスマホ最適化やスマホ向けアプリの開発をしてみたものの、さまざまな指標に注目しながら改善を続けている最中の人も多いと思う。
そんな自社サービスのスマホ対応、さまざまな課題がある中でも「マネタイズ」が課題だと感じているのなら、導入を検討してみてほしいSSP(Supply Side Platform)がある。有名な大手メディアも多数利用している「Fluct for Smartphone」だ。
企業が運営するWebメディアを中心に4,000以上の導入実績があるSSP「Fluct」。他のSSPと比べて際立っているのは、導入しているWebメディアの質だ。公表されているPC版の導入事例としては日刊ゲンダイや毎日新聞などがあり、それ以外にも数多くの大手メディアがFluctを採用。Fluct経由で掲載されている広告配信数は、月間で約200億impにも達し、業界内で最大規模を誇っている。
その中でも「Fluct for Smartphone」は近年大幅に導入実績を伸ばしており、大手メディアを中心に支持を集めている。
なぜそれほど、大手メディアを中心に支持を集めているのだろうか。それは他のアドネットワーク運営会社や、両構えで広告主向けのDSPも展開するSSP運営会社と違って「広告主のことに気を取られず、スマホメディアの収益を上げることだけを考えて運用する」姿勢にある。さらに、数多くの大手メディアとの取り組みからノウハウを蓄え、そのノウハウを生かして広告の収益を最大化するためのコンサルティングまでしてくれるのも、評価の高いポイントだ。
Webサービス運営会社の収益を最大化するために、Fluctは具体的にどのような点に力を注いできたのか。Fluct導入によって、ある広告枠で約30%の収益増を達成するなどした楽天ブログの事例などを踏まえながら、その特徴を紹介していこう。
【日時】2014年3月7日(金)18:30~21:30(開場受付18:15~)
【場所】大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪
【定員】30名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料
【応募締切】3月6日(木) 18:30まで
【イベント詳細】「スマホマーケティング・マネタイズ最前線! 日本最大級iPhoneアプリレビューサイト、辞書サイトの現状とこれから」
【Fluctお申込みページ】https://fluct.jp/secure/apply
【Fluctの仕組みを動画で見る】http://fluct.jp/ja/smartphone/
35以上の提携DSP/アドネットワークから、最も好条件の広告を自動配信
スマホ向け広告を大きく分けると、PCサイトなどでよく見掛けるWebページ内に埋め込まれる「インライン広告」と、スマホ画面の上下などに常設で表示される「オーバーレイ広告」とがある。
楽天ブログは、他サービスを使って掲載していたオーバーレイ広告を、Fluct経由で配信するように切り替えたことで約30%の収益増を達成した。Fluct を運営するadingoのスマートフォンソリューション本部、土井 健 本部長(写真右)は収益増につながった要因について、次のように分析する。
「Fluctが提携しているスマホ向けDSP/アドネットワークの数は35以上。その中から、収益性が最も高くなるように広告の配信比率を自動調整するイールドマネジメント機能が貢献したのでしょう。
また、『広告のクリック率(CTR)をどう上げるか』にもこだわっています。例えば力を入れて改善してきたのが、Fluct経由で配信する広告の読込速度。0.1秒でも速く広告を表示させられればCTRはかなり上がり、最終的にメディアの収益増に大きく寄与します」(土井本部長。以下、同)
そういった地味で手間が掛かるところにも力を注ぎ、広告の収益性を向上させてきたことがFluctの強みになっている。結果、楽天ブログはオーバーレイ広告の収益率が約30%改善したが、「他社から乗り換えただけでも、もっと成果が出た事例もある」(土井本部長)という。
あらゆる状況下で収益最大化を実現する専門チーム
他社のSSPにもイールドマネジメント機能を搭載しているものはあるが、Fluctのそれは一味違うと土井本部長は語る。
「Fluctのイールドマネジメント機能は、自動で最適化される仕組みを持っておりますが、その“機能”の背後で、当社が手動で調整していることがさらなる収益増につながっていることもあります。実はFluctでは専門チームを組織して、単価の高い広告を配信できるように、泥臭く手動での配信設定も行っております。
例えば、広告予算が多くなりがちな3月・6月・9月・12月には、予算を使い切れるだけの枠を確保するため、『今月中にこれだけ配信したい』とアドネットワークやDSPの運営会社から依頼が入ります。彼らから『明日15時から、これだけ好条件の広告を配信する』といった情報が入れば、イールドマネジメント機能のアルゴリズムが配信比率を最適化するよりも先に、専門チームが手作業で対応して配信直後からその広告の配信量が増えるようにします。『単価をこれだけ上げてくれれば露出をもっと増やせる』と直接交渉して、さらに好条件を引き出すこともあります。
そういった相談が35以上のDSP/アドネットワークから寄せられ、好条件の広告を逃さないように配信しております。ですから、多くのスマホメディアにおいて3月・6月・9月・12月には、それ以外の月と比べて売上が1.5倍以上に増えています。こうした専門チームを持っているのも、Fluctの大きな強みです」
【日時】2014年3月7日(金)18:30~21:30(開場受付18:15~)
【場所】大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪
【定員】30名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料
【応募締切】3月6日(木) 18:30まで
【イベント詳細】「スマホマーケティング・マネタイズ最前線! 日本最大級iPhoneアプリレビューサイト、辞書サイトの現状とこれから」
【Fluctお申込みページ】https://fluct.jp/secure/apply
【Fluctの仕組みを動画で見る】http://fluct.jp/ja/smartphone/
業界屈指の実績・コンサル力、過去の実績から収益予測
Fluctが顧客から評価されているもう1つの大きな要因は、Fluctが持つ広告に関するノウハウだ。
Fluctは「SSP」という言葉が定着する以前の2010年からサービスを開始。4,000以上のWebメディアに導入されてマネタイズを支援する中で、「どのような場所に、どんなタイプの広告を表示すると、どれくらいの収益が見込めるか」といった知見を蓄えてきた。
またFluctを運営するadingoは、Fluctとは別にGoogle AdSenseの導入・運用改善の事業もあわせて展開。数多くのWebメディアで収益を改善させてきた実績・ノウハウがあり、世界で最初の「Google AdSense Certified Partner」3社のうちの1社に選ばれたほど。Webメディアへのコンサルティングもお手の物だ。
「楽天ブログ様には、これまで広告表示していなかった場所に『300×250サイズのインライン広告を新設しませんか』とご提案させていただきました。提案した理由は、過去の事例から最も収益が見込める掲載場所・広告タイプだったからです。実際にご掲載頂き、結果がともなった事で継続のご判断を頂きました。他の事例では朝日新聞社様とVOYAGE GROUPで運営する『kotobank(コトバンク)』や、イオンエンターテイメント様が運営する『イオンシネマ』でもFluctを利用いただいてますが、収益改善に大きく貢献しております」
『kotobank』では、Google Adsenseの配信方法の最適化により収益を130%程度増加、オーバーレイ広告に関しては、継続的にABテストを行った当初の300%以上の収益増に成功したという。
さらに『イオンシネマ』では、スマホでの広告収益をFluct導入前と比較して470%増加させることに成功。収益の増加だけでなく、テキスト広告のデザインをサイトカラーに合わせてカスタマイズしたことで、違和感のない広告実装を実現した。一方で純広告の配信にこれまで利用してきたアドサーバーもFluctの無料アドサーバー機能に切り替えることで、コストを大幅に削減。コストを減らしながらの収益アップに成功した。
Fluct導入を検討している企業に対しては、過去の事例から「新設する広告枠の収益予測」「他のSSPから乗り換えた際の収益予測」などはある程度見通しが立つことから、導入後の収益変化の予測を事前に作成することも可能だという。そうした導入の決断や社内稟議を通すのに必要なデータを明示してくれるのも、担当者にとってはうれしいところだ。
「SSP専業だからできること」を、真っ先に実現していきたい
常に「メディアを運営する顧客のことだけを考える」専業SSPとして展開してきただけに、これからも「メディアを運営する顧客」のため、よりよいサービスにしていきたいと土井本部長はFluctの今後について考えている。
「CTRを上げるために広告の読込速度はまだ早くできるでしょう。広く使われている広告タイプだけでなく、ニュースメディアの記事面でよく見掛けるアイコン+テキストで構成する広告なども、メディアから求められれば、アドネットワーク経由で広告主にも働き掛けて、商品化していきたいと考えています。
あとは動画サイトやゲームアプリなど、『日本のメディアだけど、海外の人もよく使っている』ものが増えてきました。adingoは早い時期から海外のカンファレンスに出展して、現地のDSP/アドネットワークと関係を深めてきました。現在の提携先以外にも海外のDSP/アドネットワークとの提携をもっと増やしていくことで、海外アクセスのメディアマネタイズも強化していきたいですね。
いずれにしても、『SSP専業だからできること』は、まだたくさん残されていると思います。もちろん、イールドマネジメント機能の改善やメディア様の収益増加のためのコンサルティングも強化していきますが、プラスαの新たな施策や機能も真っ先にFluctが実現していきます」
【日時】2014年3月7日(金)18:30~21:30(開場受付18:15~)
【場所】大阪府大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪
【定員】30名(応募多数の場合は抽選)
【料金】無料
【応募締切】3月6日(木) 18:30まで
【イベント詳細】「スマホマーケティング・マネタイズ最前線! 日本最大級iPhoneアプリレビューサイト、辞書サイトの現状とこれから」
【Fluctお申込みページ】https://fluct.jp/secure/apply
【Fluctの仕組みを動画で見る】http://fluct.jp/ja/smartphone/