今回、クックパッドが提供する動画広告はスマホ版クックパッドのコンテンツページ内、上下2か所に表示される仕組み。ページ上部の枠で視聴した動画の続きが、スクロールダウンしたページ下部の枠で再生される「動画再生位置連携」を導入している。
クックパッド 執行役員の間渕紀彦氏は今回の広告商品開発の背景を次のように語っている。「2014年4月の実績ではスマホからのクックパッド利用者数は、月間2,678万人と全体(4,404万人)の半数を超え急成長しています。そういった背景からスマホ広告売上は四半期比で約2.7倍に成長しています。それに加えて近年、クライアントからの動画広告出稿ニーズが高いと感じていました。スマホの特徴をとらえた動画広告サービスをリリースできたと感じております」
動画広告の主流は本編がされる前に広告が流れるプレロールの形式だが、今回はユーザーフレンドリーな別の形を提供したかったという。エンジニア側の立場で商品開発を担当した大野晋一氏は今回の狙いについて「再生完了率は動画広告にとって重要なKPIであり、今回リリースした商品は、強制的な視聴を伴わずとも再生完了率を高めるための工夫として、上下に動画広告枠を準備しオートスタートされるような仕組みとしています。テスト配信の結果でも通常の動画広告の約4倍という結果がでております」と述べた。
【関連記事】
・クックパッドの食材定期宅配サービスリニューアル、スマホで注文できる「産地直送便」スタート
・クックパッド、EC事業拡大を目的にオンラインショップ運営企業を子会社化
・クックパッド、店舗からのタイムリーな「クーポン投稿」機能を追加
・Google検索結果からAndroidアプリ「クックパッド」を直接開くことが可能に
・レシピサイトでも検索上位は「妖怪ウォッチ」「アナ雪」関連/塩麹の次は「塩レモン」【クックパッド調査】