SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

ECzineピックアップ

押し売りせず、自然にリピートへと誘導する絶妙な設計 やずやのスマホECサイトをチェック


 各社「正解」を模索中のスマホECサイト。先駆者のサイトを例に、スマホECのユーザビリティを追究します。今回はやずやさんを取り上げます。

「コースを変更する」ボタンで自然な定期購入への誘導

 やずやのスマートフォンECサイトは、定期購入のしやすさが秀逸です。

 サイトの随所に「コースを変更する」ボタンがあり、自然な導線で定期購入を促している点が参考になります。「コースを変更する」ボタンは、運営側の売り込みにならないように適切なタイミングで表示し、お客様のメリットを伝えていることから、自然で嫌味のない導線に感じます。

 たとえば、定期購入ではない「1回だけのお届け」を指定しカートへ入れると、「定期便に変更すると10~20%お得!」という告知とともに「コースを変更する」ボタンが商品表示欄の直下に表示されます。カートに商品を入れているということはその商品に興味があるわけですから、不自然な誘導にはならないでしょう。

クリックすると図を拡大します

 その誘導に従って、カート画面から定期購入へ変更してみます。すると今度は、告知の文面が「3ヵ月に一回お届けコースが便利」と変わり、次のグレードの定期メニューを案内します。一番よい商品(高い)ではなく、ユーザーの商品への関心を保てるようにあくまでも案内する商品は「次のグレード」の商品(定期購入期間)です。この点はお客様の気持ちをよく考えている表現・仕様であると考えます。

 単品通販であり、定期購入との相性がよい健康食品サイトであるので、すべてのショッピングサイト(アパレル、家電などすべて)に該当するわけではありませんが、無理強いしないレコメンドという視点では参考になる点もあるのではないでしょうか。

 ちなみにやずやのサイトでは、一番いいグレードの定期購入を指定しているとコース変更ボタンはあるものの、「10~20%お得!」の文言があったところには何も書かれておらず、できれば今指定している一番いいグレードでの購入をして欲しいサイト運営者側の考えが見て取れます。(続きはECzineで

【関連記事】
買い手と売り手から見た「楽天市場」と「Amazon.co.jp」の違いとは?
Yahoo!ショッピングに出店すべきか 儲けとスマホ対応から考える
主要3モールに出店したら知っておきたい DeNA、Qoo10、YAMADA、ポンパレモールはここが違う!
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ECzineピックアップ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社モバイルコマース 新規事業部部長 中村 潤平(ナカムラ ジュンペイ)

法政大卒業後、2005年株式会社インデックス入社。3キャリア公式モバイルサイト企画・運営、モバイルソリューション提案などのモバイル事業に関わった後、2009年株式会社モバイルコマース入社。スマートフォンサイトのコンサルティング業務、スマートフォンサイト公式化、スマートフォン変換ツール営業・企画など、スマートフォンを中心としたモバイル事業の営業・企画・コンサルティングに従事。最近はスマホを使って売上UPすることを目的としたスマホ改善サービス「スマホサイト改善実...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/11/11 20:08 https://markezine.jp/article/detail/21195

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング