エクスペリアンジャパンは、同社が提供する消費者セグメンテーションデータ「Experian Mosaic Japan」を、ヤフーがサイトユーザーへの適切なコンテンツ提供に向けた属性分析のために、正式に採用したことを発表した。
「Experian Mosaic Japan」は、国勢調査や年収階級別推計世帯数、消費者購買行動データなどをベースに、ジオデモグラフィック分析手法によって居住地における近隣の人々のタイプや生活スタイルで分類したデータを提供している。日本市場向けの最新バージョンは、2010年度(平成22年)国勢調査を採用し、新たなデータソースとして、所有している車のタイプや金融商品、オンライン利用状況、震災や原発事故の影響も要素として含まれており、日本の全町丁目レベルで14グループ、52タイプ、220のセグメントに分類されている。
ヤフーは、サイト利用者に最適なコンテンツ(メール送信やバナー表示などを含む)を提供するために、Yahoo! JAPAN上の行動を基に、ユーザーの興味・関心を判断している。しかしながら、サイト上の行動が少ないユーザーに対しては、データが少ないため判断が難しく、またこれらの情報だけでは、ユーザーが置かれているライフステージを推定することが難しい状況にあった。同社は「Experian Mosaic Japan」を導入することで、Yahoo! JAPAN IDの登録郵便番号をもとに、ライフステージや世帯特徴の情報を掛け合わせ、補完的な役割を果たすデータとして活用していく予定。
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