ジャストシステムの調査によると、2014年におけるモバイルやソーシャルメディア関連分野における主なトピックスは下記が挙げられている。
- インターネットに接続する端末として、スマートフォンの利用率が増加。PCは減少傾向
- 使用OSは、Windows7が依然多く、8.1は増加傾向。XPは、まだ1割近くが使用
- 利用ブラウザはChromeが大躍進。Windowsでは33.6%、Macでは56.8%
- タブレットの所有率は微増。5人に1人が所有
- 電子書籍の利用率は微増。15.2%から18.4%へ
- SNS利用率は、Facebookは横ばい、LINE、Instagramは順調に利用者を増やす
- スマートフォンの利用率がフィーチャーフォンを上回り、差が広がる
- フィーチャーフォン、スマートフォンともに、キャリアはドコモがトップ
- iPhone6の発売後、iPhoneの利用率がAndroidに迫る
- iPhone6の利用率が約2割
- スマートフォンの接触時間は若年層で増加傾向。10代ではPC、テレビを抜いてトップに
2013年10月度の調査で、初めてスマートフォンの利用率がフィーチャーフォンを上回って以降、それぞれの利用率の差は広がり続けている。2014年は若年層を中心にスマートフォンの接触時間が増加した。特に2014年11月度調査では、10代女性の1日あたりのスマートフォン利用時間は200分を越え、スマートフォンは通話のためのツールではなく、一つのメディアとしてポジションを獲得した年と言える。
ネット接続をする端末はPCからスマートフォンへ
2014年12月度調査において、プライベートでインターネットに接続する機器として最も利用率が高かったのは「ノートPC」(59.7%)だった。しかし、1年間の推移を見ると、「スマートフォン」の利用率は48.2%(1月度)から56.2%(11月度)、50.5%(12月度)と増加傾向ある。一方、「ノートPC」は64.7%(1月度)から61.7%(11月度)、59.7%(12月度)、「デスクトップPC」は43.9%(1月度)から38.0%(11月度)、40.6%(12月度)と減少傾向にある。
スマートフォンの接触率、10代でPC・テレビを抜いてトップに
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の4マス媒体と、PC、スマートフォンをメディアとして、それぞれの接触時間を調べたところ、「パソコンからのインターネット接続」が157.5分と最も多く、次いで「テレビ」が146.8分、「スマートフォンからのインターネット接続」が80.0分だった(いずれも12月度調査)。一方、年代別で見てみると、10代は「スマートフォンからのインターネット接続」が129.3分(1月度)から135.3分(12月度)と増加傾向にあり、12月度調査では、「パソコン」(104.1分)「テレビ」(101.8分)を抜き、トップとなっている。また、「パソコン」は124.7分(1月度)に比べて減少傾向にあった。
【調査概要】
調査期間:2014年1月~2014年12月、毎月1回実施
調査対象:Fastaskのモニタのうち、15歳~69歳の男女1,100名
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