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「あのキャンペーン」の担当者に直撃!

ミッションは「宣伝費0」で双子アイドルユニットを有名にすること、「フリー素材アイドル」の裏舞台に迫る

意外なコラボも誕生? フリー素材の使われ方

――フリー素材は、50万回以上ダウンロードされたと伺っています。どのような使われ方をされているのですか?

RIKAさん:多くのかたにご利用いただいけて本当に嬉しいです。法人の場合は、Twitterの投稿画像や企業サイトのバナーで活用されている印象があります。井村屋さん、DHCさんなど有名企業の方にも使っていただいて、インターネットの力を改めて感じました。個人の方では、IT系やデザイン系などのクリエイターの方たちの間で広がっています。

MIKAさん:特に印象に残っているのは、テレビドラマで作中のファッション雑誌の表紙に使っていただいたことです。このようなかたちで、テレビに露出できるとは考えていませんでした。また、iPhoneアプリのゲーム画像に利用してくださった方もいます。神経衰弱のようなゲームなのですが、カードに私たちの素材が採用されています。

――MIKA★RIKAのお二人は、「フリー素材アイドル」の企画が挙がったとき、どう思われましたか?

RIKAさん:最初は不安がありました。素材を作ったとして、本当に使ってもらえるかはわかりません。さらに、どう使われるかも未知数でした。オープンしてみたら、特に問題も起きず、様々なシーンで素材を使っていただけて、安心しました。

MIKAさん:先ほどの印象的な素材の使われ方とも重複するのですが、インド留学を支援されている印度の語学学校の皆さんが、フリー素材アイドルをオマージュして「フリー素材インド人」という企画を立ててくださいました。私たちのポーズを印度人男性が真似るというユニークなものです。フリー素材アイドルを展開することで、様々な広がりを持てるのだと感じました。

RIKAさん:ちなみに「フリー素材インド人」を受けて、私たちも「インドver.」の素材を用意しました。このようなコミュニケーションができるのも、インターネットの施策ならではだと思います。

イメージの毀損リスクを乗り越えられた理由とは

――素材を公序良俗に反する使われ方はもちろん、防ぎたいものかと思います。また一方で、ネット画像というと、コラ画像などの面白い画像に使われてしまう可能性があります。MIKA★RIKAさんの路線とは異なったイメージが広がる不安はなかったのですか?

戸張氏:もちろん、リスクがあることは感じていました。ですから、彼女たちのイメージを棄損させないために、利用規約の禁止事項を細かく決めました。例えば、特定の宗教的、政治的信条を有するかのような誤解を与える利用は禁止しています。

MIKAさん:利用規約さえ守って頂ければ、あとは何をしていただいても構いません。私たちの顔も、自由に加工してもらえればと思います。

RIKAさん:実際、Twitterで「素材のエラを削っていい?」というつぶやきを見かけたので、「どうぞどうぞ」とお返ししたことがあります。実は、写真素材には私たち自身も気になるところがたくさんあるので、加工は大歓迎です。

MIKAさん:というのも、素材の写真は1000点以上あるのですが、2日間で撮影して、一週間程度の短い期間でチェックというタイトなスケジュールでした。さらに、先ほど触れた通り、通常かかる撮影費用を半分以下にしているので、細かな修正もできません。ですから、“これはNGだろう”という写真も、実はそのまま公開しているんです(笑)。

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フォロワー増加、サイトPVが桁違いに向上

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この記事の著者

石原 亜香利(イシハラ アカリ)

株式会社キャピタルエージェンシー 代表取締役社長/ライター
WEB媒体・紙媒体とマルチに多ジャンルで執筆中。マーケティング関連では、コンテンツメディアなど、顧客の生活動線に入り込むコミュニケーションをテーマにした事例記事、ビジネス関連では、BtoB企業のニュースレターやホワイトペーパー、ブログ記事など、見込み客との関...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/09/18 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23034

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