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「あのキャンペーン」の担当者に直撃!

ミッションは「宣伝費0」で双子アイドルユニットを有名にすること、「フリー素材アイドル」の裏舞台に迫る

フォロワー増加、サイトPVが桁違いに向上

――ソーシャルバズ2600%アップ、などの結果が出ているそうですね。施策後に周囲の反応に変化はみられましたか。

RIKAさん:フリー素材を公開する前は、Twitterのアカウントフォロー数は2~3人ずつしか増えなかったのですが、公開後は一度に1000人規模で増えたり、公式サイトのアクセス数が200倍に増えたりしました。勢いが桁違いで、驚きました。また、私たちは毎週1~2回対バンライブに出演しているのですが、ライブに来てくれる人の顔ぶれも変わってきたように感じます。

MIKAさん:フリー素材は、必ずしも世の中の皆さんにとって身近なものではありません。ファンの中にも、パソコンやインターネットに疎くて、画像のダウンロードも滅多にしないかたもいます。そんな中、私たちの素材をTシャツにプリントしてライブに着てきてくれた人もいました。これは、とても嬉しかったですね。

戸張氏:施策自体に目を向けると、D2Cが主催するコードアワードでは審査員の皆さんから「ベスト・イノベーション」に、一般の皆さんからは「パブリックベスト」に選んでいただきました。また、海外のアワードでも賞をいただいています。新しいプロモーション手法を実施したという観点でも、意味があったかと思います。

今後の目標は、フリー素材2000点

――これから、どのような活動をされたいとお考えですか

戸張氏:プロダクションはタレントの肖像権を一番に守らなければならない存在です。今回、それをあえて手放すことを行いました。彼女たちが駆け出しの現段階ではうまく成功しましたが、これから、本格的に名前が知られるようになっていったら、どうなるか。

 また、フリー素材で有名にしてもらった手前、ある境から有料にするのも違うとも考えています。では、どうすればよいか。今後は、そのような不安要素を一つ一つつぶしていく必要があると考えています。

MIKAさん:個人的には、フリー素材タレントというスタンスは変えたくないです。有名になったからといって、お金はとりたくない気持ちがあります。また素材を海外のかたなどにも使ってもらうなど、活用の幅を広げていただけるような工夫をしていきたいです。

RIKAさん:フリー素材も増やしたいですね。今後は2000点以上を目指して、もっと認知度を上げられればと思います。多くの方に知って頂くことで、ライブも全国展開をして、様々なところから呼んでもらえるようになりたいです。

コードアワードのトロフィーを手に、今後の展望を語るMIKA★RIKAのお二人

 「フリー素材アイドル」という新たなアイドルの形を生み出したMIKA★RIKA。今後の戦略にもぜひ注目したいところだ。素材のユーザーである企業や個人としては、彼女たちの新しいフリー素材の追加を心待ちにしていよう。

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この記事の著者

石原 亜香利(イシハラ アカリ)

株式会社キャピタルエージェンシー 代表取締役社長/ライター
WEB媒体・紙媒体とマルチに多ジャンルで執筆中。マーケティング関連では、コンテンツメディアなど、顧客の生活動線に入り込むコミュニケーションをテーマにした事例記事、ビジネス関連では、BtoB企業のニュースレターやホワイトペーパー、ブログ記事など、見込み客との関...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/09/18 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23034

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