ワン・トゥー・テン・ドライブ(以下、1→10drive)は、測域センサ(※)とプロジェクターを活用し、簡単な設置だけであらゆる面をタッチ画面化するPCアプリ「スマッチ(Smart Touch System)」を開発した。スマッチを導入することで、既存のスペースがインタラクティブな空間へと変化する。
※測域センサとは、空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計。レーザースキャナー、3Dスキャナーともいう。
1→10driveが紹介するスマッチ(Smart Touch System)の活用例は以下の通り。
アミューズメントスペースなどの遊具として
ショッピングモールなど商業施設の壁の有効活用
授業や学会、ビジネスシーンなどでのプレゼンテーションに
スマッチの仕組みは、測域センサが壁や床の面に沿って赤外線を出し、それを手や足などが遮った際に、「タッチした」という情報としてPCが処理し、リアルタイムでビジュアルを生成し、プロジェクター(やその他ディスプレイ)に映像としてインタラクティブに反映されるというもの。
これにより、タッチ式のスクリーンに限らず、どんな面でもタッチ画面化できる。さらに、通常のタッチスクリーンでは反応しない手袋や靴ごしのタッチでも反応する。2018年春頃、上記機能を持ったシステムパッケージを販売予定。
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