ロックオンは、同社のマーケティングプラットフォーム「アドエビス」において、デバイスやアプリ、ブラウザ間を横断してユーザー行動を可視化する「クロスデバイス機能」の提供を開始した。
クロスデバイス機能とは、アドエビスで計測されたアクセスログデータと3rd Partyデータを用いて、デバイスやブラウザを跨ぐユーザー行動を可視化する機能。独自開発のAIを搭載し、90%以上の精度で同一ユーザーを推定する。これまで分断されていた同一ユーザーのコンバージョンデータをクロスデバイス機能によって統合することで、これまで投資効果が見えづらかったSNS広告を再評価することが可能になる。
また同社は、アドエビス契約中の60アカウントを対象に、クロスブラウザまたはクロスブラウザがコンバージョンに与える影響を調査・分析も実施した。調査対象となる60アカウントの全コンバージョンデータを調査した結果、約21.1%のコンバージョンにおいて、クロスデバイスまたはクロスブラウザが発生していることがわかった。
クロスデバイスとクロスブラウザの比率に関しては、全体の90%がクロスブラウザ(アプリ横断)となり、ブラウザ横断が与える影響が大きいことが判明した。全ての業種業態においてクロスブラウザ(アプリ横断)の発生頻度が高い結果となり、SNSを中心としたスマートフォンマーケティングの発展が影響していると考えられる。
アドエビスは、AI搭載「クロスデバイス機能」の実装で、アプリやデバイスを跨ぐユーザー行動の可視化はもちろん、マーケティング戦略全体のパーソナライゼーションの実現に貢献していく。
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