ソネットエンタテインメントは、SNSを作成できるサービス「SNS を作ろう!」を使って、携帯から作成されたSNSのうち、ユーザー数が10人以上、作成から60日以上運営されている約2,000のSNSを抽出。SNS開設後のユーザー数とアクティブユーザー数の推移を「SNS成長曲線(携帯版)」として5つのタイプに分類している。
その結果、初速が急激に伸びる 「開幕ダッシュ型」(反比例タイプ)が最も多く41%、「開幕ダッシュ型」(比例タイプ)が40%となり.この2つで8割を超えている。そのほか、「スロースターター型」が7%、「高成長型」が6%、「その他」が6%となった。このうち、「比例タイプ」はユーザー数とアクティブユーザー数が共に伸びていく傾向を表し、反対に「反比例タイプ」はユーザー数は増えているものの、アクティブユーザー数が減っていく傾向を表している。
PC版と携帯版でデータを比較すると、1つのSNSあたりのメンバー数は、PC版が平均26.39人なのに対して、携帯版は2.67人と規模は格段に小さくなっている。そのほか携帯版SNSに共通する傾向としては、実生活ですでにつながりを持っている人どうしのSNSが多いこと、すでに知り合いどうしであるため、フレンド申請をしやすいことから平均フレンド率がPC版では10%なのに対して、携帯版では37.5%と高いこと、ちょっとした空き時間に書き込めるため、アクティブ率とアクティブユーザーあたりの投稿件数がPCを上回っていることが挙げられるという。
こうした携帯版SNS特有の傾向から、ユーザー数の初速が垂直上昇するが、その後ユーザー数に変化はほとんど見られず水平に推移する携帯版SNS独自の成長曲線を、「開幕ダッシュ型」(直角タイプ)と名づけている。
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