ソーシャルメディア上でのエンゲージメント・コミュニケーション施策支援を行うスパイスボックスは12月14日、AIスタートアップ企業AIQのプロファイリングデータを活用し、Instagramで企業・ブランドと親和性の高いフォロワーが獲得できるサービス「AI-PROFILE」の提供を開始した。
「AI-PROFILE」では、AIによってあらかじめ人物像(年代/性別/趣味・嗜好/行動範囲・居住地域など)を推計した国内約700万アカウントの中から、企業・ブランドと親和性の高いユーザーを特定。これによって、人による作業工数を大幅に削減しながら、継続的に良質なフォロワーを獲得することが可能になる。
同サービスによって獲得したフォロワーは、企業・ブランドが発信するコンテンツとの親和性が高いため、投稿に対するエンゲージメント率を高く維持しやすいという特徴を持つ。AIQが実施した調査によれば、同サービス経由で獲得したフォロワーのエンゲージメント率は、平均して30%前後になるという。
なお、同サービスで活用されているプロファイリングデータは、AIQが「自然言語処理」「画像解析」技術を駆使し、プロフィールや利用するハッシュタグ、フォローするアカウントなど、インターネット上で一般に公開されているInstagramアカウントのデータを収集・分析したもの。
「自然言語処理」技術では、たとえば単に「スパイスボックス」に言及しているから「スパイスボックスのファン」とするのではなく、「スパイスボックスが好き」「スパイスボックスが嫌い」などの違いまでを分析。これによって、ユーザーが企業・ブランドに対して好意的か、また親和性が高いかを判断することができる。
スパイスボックスでは今後、同サービスを通じて獲得したフォロワーのトライブ(消費者群)分析やUGCを活用したプロモーション支援なども行っていく考えだ。
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