キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の企業内起業ichikara Lab(イチカララボ)は、若年層マーケティング強化の一環として新たに「ワカモノスタディ」の活動を開始した。
ワカモノスタディは、若者と恒常的に様々なテーマについて話し合いながら、変化のスピードの速い若者達のトレンドや価値観、購買行動、ライフスタイルなどの裏側にあるインサイトを探求し、若者に求められる商品やサービスをともに考える活動。
第1回と第2回のワークショップでは、大学生とともに「若者のビジュアルライフ」「若者の消費と所有」をテーマに行い、その内容を発表した。
第1回ワークショップでは、若者の写真に対する意識、写真を盛ることや映える写真についてどう考えているかを考察。SNSの普及により一時期は「映え」を意識した写真を撮っていた若者も、年々意識が変化していることや、コロナ禍で自分自身と向き合う時間が増え、原点回帰して「自然体」の写真を撮るようになってきていることなどがわかった。
【第1回ワークショップ開催概要】
開催日:2020年11月2日
テーマ:若者の「消費と所有」、今どきの“買い物上手”って?
形式:個別発表とグループディスカッション
開催場所:オンライン(ZOOM)
調査対象:大学生10名
また第2回では、若者の観点から、「モノ」を買う、そして所有するまでのプロセスと、「モノ」に対する価値観をどのように捉えているかを考察した。
スマートフォン1つで、あらゆる情報を多様な経路から収集できるようになり、「モノ」を購入するプロセスの中でも情報が常に入ってくることを背景に、「モノ」自体の価値のほか、自分にとって必要なものなのかを当たり前に考えるようになっていることや、「買い物上手」の意味合いが「自分自身の納得感が得られたかどうか」に変化していることなどがわかった。
【第2回ワークショップ開催概要】
開催日:2020年10月12日
テーマ:若者の「ビジュアルライフ」写真に求めるものとは?
形式:個別発表とグループディスカッション
開催場所:オンライン(ZOOM)
調査対象:大学生10名
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