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GO、組織に"宗教的熱狂"を生むパーパス経営のフレームワーク「パーパス・ディープニング」を提供

 The Breakthrough Company GO(以下、GO)は、パーパス経営のフレームワーク「パーパス・ディープニング」の提供を2025年7月より正式に開始した。

 同フレームワークは、クリエイティブディレクター・松田健氏が早稲田大学大学院ビジネススクールの入山章栄教授のもとで理論研究を重ね開発したもので、組織に“宗教的熱狂”とも呼べる自走力を生み出し、事業成長を加速させることを目的としている。

 開発背景として、生成AIの急速な普及や世界経済の不安定化により、企業は従来の事業構造を見直すだけでは生き残れない変革の時代に突入していることがある。特に大企業には、パーパスを核に「目指す姿」「顧客価値」「組織風土」を同時に再定義する総合的な変革が求められているが、日本においてパーパス経営を成功させている企業は限られているのが現状だという。

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 パーパス・ディープニングは、野中郁次郎氏のSECIモデルをベースに、相互作用儀礼連鎖理論、マインドフルネス理論など複数の経営理論を統合して構築。さらに、トップ企業のCHROや創業メンバー、産業医、僧侶など、パーパスに関する12名の有識者インタビューを通じて理論と実務知を組み合わせて完成させた。

 フレームワークでは、組織の暗黙知をパーパスとして言語化する「教義化フェーズ」と、パーパスを組織のカルチャーになるまで浸透させる「信仰化フェーズ」を通じて、パーパスを組織内に浸透させる。

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進行イメージ
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 教義化フェーズは、メンバーへのヒアリングと、パーパス/バリューを中心に必要なコンセプトの設定を行う言語化。信仰化フェーズは、ムービー、カルチャーデッキ、人事評価など、パーパスを頭で理解するコンテンツ(経典)の企画と制作、表彰制度、研修など、パーパスを体感するコンテンツ(儀式)の企画と実装のプロセスで進行される。

 期待される効果としては、社員エンゲージメント向上、採用力強化、イノベーション創出、IRコミュニケーションの円滑化を挙げている。既にPLAZA、MIZUKARA、テックマジックなど複数企業で先行導入され、反響を得ているという。

 GOは今後、従来から提供するブランディング・PRに本フレームワークを組み合わせることで、「パーパス策定→組織浸透・改革→社外発信」を一気通貫で支援する。また、パーパス・ディープニングに関する書籍の出版も計画している。サービスは年間10社の枠で提供され、1社あたり月額1,000万円から。

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2025/07/07 07:00 https://markezine.jp/article/detail/35198

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