数多くの公式サイトを効率よく紹介するために、iメニューでは公式サイトをカテゴリ別にメニュー化している。カテゴリは大・中・小の3つのレベルに階層化され、今回入札対象となるのは、「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の10のカテゴリに含まれる中カテゴリ。
中カテゴリに表示される3~4件のサイトは、これまで利用者数の多い順で決まっていたが、6月からはこのサイト表示自体が広告商品となり、表示サイトは入札によって決定する。ただし、その下の小カテゴリは従来どおり利用者数の多い順になる。入札はディーツーコミュニケーションズを通じて、6月から毎月行われる。
今回の入札制度導入について、NTTドコモは各カテゴリの順位が固定化している状況を活性化する意図もあるようだ。しかし、メニュー表示自体が広告という状況を利用者やサイト運営者がどうとらえるか? モバイル検索が一般化しているとはいえ、まだまだ存在感を発揮している「iメニュー」と「公式サイト」が、NTTドコモの思惑どおり活性化するのか注目される。
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