ニールセン デジタルは、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)について2021年7月のMonthly Totalレポートをもとに、トータルデジタル視聴者数上位10サービスの視聴状況を発表した。
PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数が多かったのはYahoo! Japanで、8,592万人が月に一人平均303回利用し、GRP(延べ視聴率)は20,906%であった。それに視聴者数ではGoogle(8,218万人)、LINE(7,100万人)と続いた。一方、YouTubeは視聴者数は4位(6,940万人)であったが、平均利用可回数は717回、平均利用時間は43分超、GRPは40,043%と最も高かった。
次に視聴者数Top5サービスのリーチを年代別に検証したところ、「18~34歳」ではGoogleのリーチが95.5%でトップに。一方、「35~49歳」と「50歳以上」では、Yahoo! Japanのリーチがそれぞれ92.9%と63.6%と、最も高かった。
最後にYouTubeに絞ってYouTube上の公式チャンネルの利用状況を見たとこと、「UUUM NETWORK」のGRPが1,624%で最も高かった。次いで「Universal Music Group」を始めとするエンターテインメントや音楽サービスの公式チャンネルが上位にランクインした。
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