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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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『MarkeZine』(雑誌)(AD)

マーケターの「これから」を話そう 定期誌『MarkeZine』第72号

 MarkeZine編集部では、定期誌『MarkeZine』第72号(2021年12月号)を刊行しました。特集は「マーケターの『これから』を話そう」。マーケティングという仕事の領域が経営から現場にまで至るほど広がり、マーケターはますます多忙になっています。限られたリソースをどの仕事に投下すればビジネスを成長させられるのか、今、その役割と仕事内容が問われています。本誌を通じて、2022年以降をいかに生き残るかに向き合いませんか?

 定期誌『MarkeZine』第72号の特集「マーケターの『これから』を話そう」を担当した編集部のたでぬまです。本特集は、マーケティング専門メディアの編集者である私自身の悩みから着想したものでもありました。

 顧客理解、コミュニケーションチャネルの最適化、DX推進など、マーケティング部門は今、幅広い領域をカバーするようになっています。コロナ禍以降、顧客や市場が大きく変化したことで、4P全体の見直しにマーケターが深くかかわるケースも見られました。私たちMarkeZineも、マーケティングテクノロジーの最新動向を追いかけながら、事業創造・経営の領域も精力的に取材するなど、扱う領域が広がっていることを感じます。

 同時に、取材に応じてくださるマーケターからは、「担当業務が増えている」「以前より忙しくなった」という声を多く聞くようになりました。限られたリソースの中で、より優先すべき仕事とは何か。マーケティングはこれからどちらの方向に進むのか。そしてMarkeZineはどんな情報を届ければ、読者の皆さまのお役に立てるのか。こうした問いと改めて向き合うため、本特集を企画しました。

 本特集は大きく3つのテーマで構成されています。1つ目、「マーケティングを捉えなおす」でご協力いただいたのは、M-Forceの西口一希さんです。「多くのマーケターは顧客心理と顧客動態を見失っている」という問題提起ともに、顧客不在のマーケティングに陥ってしまう要因と、それを防ぐための考え方について、解説いただきました。

 また、フィリップ・コトラー先生の新著『コトラーの H2H マーケティング 「人間中心マーケティング」の理論と実践』の日本語訳を監修された、立命館大学ビジネススクールの鳥山正博先生にもご協力いただきました。「マーケターの仕事は、『顧客管理』から『アクター間のエコシステムのデザイン』になっていく」という重要な変化について解説いただくとともに、その背景にあるサービス・ドミナント・ロジックについても易しく教えていただきました。

 2本の記事には、新しい概念やフレームワークが複数登場します。年末年始にじっくりと向き合っていただけると幸いです。

 2つ目は「注目領域をピックアップ」として、SaaSSNS、そしてデータ活用の三領域にフォーカスしました。それぞれ、マネーフォワード 山田一也さん電通 天野彬さんzonari合同会社 有園雄一さんに最新動向を教えていただいています。

 そして3つ目は、第一線で活躍するマーケティング関係者に聞いた「2022年、私たちが取り組む仕事」です。20名のコメントから、マーケティングの今を多面的に捉えることができます。61号(2021年1月号)をお持ちの方は、読み比べていただくと、前年との差分や変化がよりわかりやすいかもしれません。

 2022年も引き続き、様々なマーケティング課題が生まれることと思います。その奥深さ、面白さを、読者の皆さまと一緒に探求していきたいです。

担当編集 蓼沼阿由子

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。放送大学大学院文化科学研究科修了。修士(学術)。

目次

Insight

人生100年パートナーを目指して「顧客志向型組織」への変革に挑む野村證券
野村證券 池田 肇/湯原 裕二/金城 正峰/岩田 慎一×スケダチ 高広 伯彦

Feature マーケターの「これから」を話そう

多くの企業は顧客心理が見えていない。その責任はマーケティング部門にある
M-Force / Strategy Partners 西口 一希

マーケターの仕事の本質は、顧客管理からエコシステムのデザインへ。コトラーが提唱するA2Aの関係性
立命館大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科) 鳥山 正博

成長の根幹にある“MVVC”の浸透 競争の激しいSaaS領域の勝ち筋とは
マネーフォワード 山田 一也

2022年はリアルへの揺り戻しがカギに
電通 天野 彬

データは個人のもの。その規制が広告業界の労働者にまで及ぶとき
zonari合同会社 有園 雄一

2022年、私たちが取り組む仕事
AOKI/サッポロビール/スナックミー/ゼスプリ/ソニー・ミュージックレーベルズ/中川政七商店/三越伊勢丹/ライオン/Sansan/タイミー/日本IBM/富士通/ヘイ/ラクスル/アクセンチュア インタラクティブ/ADKマーケティング・ソリューションズ/サイバーエージェント/デジタルシフト/電通/博報堂

Column

【業界最新動向】
青山商事のAIチャットボットスナックママ「よしこ」、開発の裏側

【次世代マーケティング教室】
SHISEIDO「アルティミューン」のグローバルキャンペーンの狙いと勝算
資生堂 山ノ井 千草

【人を育てる。組織を育てる。】
「自立」と「挑戦」ができる環境を作る。サイボウズ大槻氏に聞く、チームビルディング
サイボウズ 大槻 幸夫

【BtoBマーケティングの開拓者たち】
検索されない製品・サービスのBtoBマーケティング
才流 小島 遥兵

【生活者データバンク】
コロナ禍から学ぶ生活者行動パターン
インテージ 篠原 正裕

【米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』】
D2Cの「本質」と「裏」を読み解く、3つの視点
ベストインクラスプロデューサーズ 榮枝 洋文

定期誌『MarkeZine』とは?

定期誌『MarkeZine』

定期誌『MarkeZine』は1年間の定期購読で、毎月1冊、トレンドテーマの特集を中心にマーケティング業界の潮流や識者が注目するトピックを解説しています。

  • ●先進的な企業の経営判断を追体験できる
  • ●競合企業の事例やキーパーソンの考え方がわかる
  • ●マーケターが実務で成果を出せるノウハウを学べる

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この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。Voicy「耳から学ぶマーケティング」プロジェクト担当。修士(学術)。東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/12/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/37967