デジタル×ブランディング案件を担当
野崎:今回はDACに所属しながら、HDI(※)で活躍する小野原さんからキャリアのヒントを探ります。HDIはマーケターの転職市場においても認知度が上がってきていると日々キャリア面談を行っていて実感する一方、「どのような組織なのか?」「新会社なのか?」と疑問に感じている読者も多いと思うので、実際に働いている小野原さんに正直なところを話してもらいます。
※博報堂デジタルイニシアティブ(HDI)とは?
DAC・博報堂DYメディアパートナーズ・博報堂の3社からデジタル広告領域のプロフェッショナルが集結したDACの戦略組織。449名(2022年4月1日時点)が在籍している(博報堂デジタルイニシアティブWebサイトより引用)
野崎:まず、現在どのようなお仕事を担当しているか教えてください。
小野原:現在はデジタルアカウントディレクターとして、博報堂の営業とともにお客様に対し提案を行っています。提案内容のうち、デジタルに関するものは私が中心となって説明しています。また、デジタルのみ支援しているクライアントに関しては、私が単独でフロント業務を行っています。
野崎:施策がデジタル中心のクライアントの場合は、自らが主導権を持って提案できるのですね。デジタル中心の案件というのは、やっぱりCPAなどをKPIとしたダイレクトレスポンス目的のものになりがちですか?
小野原:いえ、むしろブランディングを目的としたクライアントがほとんどですね。私の場合は、YouTubeやTwitter、Googleディスプレイネットワーク、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)などを駆使してデジタル上でブランディング広告を展開するお手伝いをしています。
所属に関係なく働ける環境
野崎:法人格ではないHDIは、博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ・DACの3社の合同組織ということで、所属会社によって仕事内容に差があるのではないかと気になってしまうのですが、その点は本音でいかがですか?
小野原:それは感じないですね。仕事をしている間に誰がどの会社の所属かをほとんど意識していないです。メールアドレスを検索したときに所属先がどこだったか、と気づくくらいなので(笑)。
野崎:やはりDACというとメディアレップのイメージが根深いと思いますが、DAC在籍でHDI所属になると博報堂、博報堂DYメディアパートナーズとともに会社間の壁を感じずにデジタル時代のマーケティング支援に携われるということですね。小野原さんの実際の勤務地も恵比寿ではなく赤坂ですし、以前のDACの働き方からは変化している印象を持ちますね。