バンダイネットワークスとネットマイルは、小中学生を対象に「『塾』についてのアンケート調査」を実施し1,038名(女の子:955人、男の子:83人)から有効回答を得た。
「塾や通信講座で勉強しているか」という質問には、60.7%の子どもが「塾」または「通信講座」で勉強していると回答。性別では、男の子(53.0%)を女の子(61.4%)が上回っており、学年が上がるにつれ「塾」、「通信講座」で勉強している子どもが多くなっている。
「塾に通っていて一番うれしいこと」で最も多いのは「成績が上がること」(64.2%)、続いて「学校以外で友達に会えること」(39.9%)。2007年の調査と比較すると、「成績が上がること」が57.8%から64.2%に増加している以外は、ほぼ同様の水準となっている。
塾で学習している教科で最も多いのは「算数・数学」(82.4%)で、「理科」、「社会」の受講者は25%以下。「算数・数学」、「英語」、「理科」、「社会」は学年が上がるにつれ、受講する子どもが増える傾向にあるが、「英会話」は小学校中学年が27.5%で最も高くなっている。また、通信講座で学習してい教科は塾と比較するとばらつきが少なく、「算数・数学」、「国語」、「理科」、「社会」はおよそ90%の子どもが勉強し、「英語」は66.4%となっている。英会話よりも苦手意識を持ちやすい算数を強化することに力を入れている家庭が多いようだ。
1週間のうち塾で勉強する時間は、「2時間」(24.8%)、「1時間」(22.6%)、「3時間」(21.7%)」の順に多く、通信講座での1週間の勉強時間は、「1時間」(49.2%)、「2時間」(20.6%)、「3時間」(10.5%)となっている。通信講座では5科目受講している子どもが多いことから、1科目当たりの1週間の平均勉強時間は12分程度のようだ。
また、「塾や通信講座以外でやりたい習い事」としては、ピアノ、ダンス、料理、スケート、歌があがり、「ダンス」や「スケート」などは小学校低学年に多く、逆に小学校低学年で少なかった「ピアノ」、「歌」が中学生に多くなっている。
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