大掃除の最重要課題は「キッチンの掃除」
ダスキンは、全都道府県の20~69歳の男女7,614人を対象に、昨年と今年の大掃除について調査を行った。その結果、「大掃除をした人」は全体の72.1%。それなりに体力を必要とする作業だけに、若年層ほど実施率が高い傾向があるものの幅広い年代で大掃除を行っていることがわかった。
大掃除を最も精力的に行った場所として最も多かったのは「キッチン」で全体の41.2%。日常的に掃除をしている場所でもあるが、大掃除の機会に徹底的に汚れを落としたいという人が多いようだ。また、男女別では女性のほうがキッチンに力を入れる割合が高く、20代男性はリビングを精力的に大掃除してい る。
しかし、これだけキッチンの大掃除に力を注いでいる人がいるにもかかわらず、最も落ちなくて困った汚れの第1位は「キッチンの汚れ」で、全体の50%以上を占めている。
日頃から掃除をしている人ほど、年末大掃除に熱心
あれこれ掃除をしようと思えば、それなりに日数がかかるもの。大掃除に費やした日数についてたずねたところ、「1日」が14.1%、「2日」が21.0%、「3日」が18.4%で、これらを合わせた「3日以内」の人が半数以上となった。
特に男性は約7割の人が3日以内で実施しており、「1日」という短期間で実施する人は男女とも若年層ほど多くなっている。また、主婦層で3日以内で実施する割合は、専業主婦よりも有職主婦の方が高い傾向にある。
これを日頃の掃除頻度のデータと比較したところ、大掃除を短期間ですませる人ほど日頃の掃除の頻度が低く、大掃除に費やす時間が長い人は、日頃の掃除頻度も比較的高い傾向にあることがわかった。「日頃から掃除をしてれば、大掃除は大変ではない」という声もあるが、実際には大掃除に費やす日数と日頃の掃除頻度は比例関係にある。日頃の心がけの総決算が年末大掃除と考えれば、それもまた自然なことかもしれない。
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