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知識・技能は身についたが、外国語力やリーダーシップは苦手【ベネッセ・大学生の学習・生活実態調査】

2009/03/26 14:00

 ベネッセの調査で、大学の授業への出席率は高いものの自主的な学習をする人は少数派など、「まじめさ」と「冷めた目」が交錯する現代の大学生像が浮かび上がった。

 ベネッセのシンクタンク「Benesse教育研究開発センター」は、2008年10月上旬に、全国の大学1~4年生4,070名を対象に「大学生の学習・生活実態調査」を行った。

 大学生の1週間での通学日数は平均4.4日となっており、授業への出席率は87%と高めで、特に理系学部で高い傾向にある。しかし「授業の予復習や課題」を週に3時間以上する大学生は4人に1人、「授業以外の自主的な勉強」を週に3時間以上する大学生は5人に1人となっており、授業にはきちんと出席するものの、予復習や自主学習をするのは少数派となっている。

 また、「仕事を通じて社会に貢献することは、大切なことだ」と考えている大学生は8割。しかし、現代の日本を「競争が激しい社会」と考えている大学生も8割にのぼっており、「努力がむくわれる社会」と考えているのは4割で、社会そのものには厳しい現状認識を抱いている。

 大学生活で身についたものとしては「専門分野の基礎的な知識・技術」「幅広い教養・一般常識」といった知識・技能で、進んで新しい知識・能力を身につけよう」とする態度については7割の大学生が「身についた」と自己評価している。しかし、外国語を「読み・書く、聞き・話す」能力と、「自ら先頭に立って行動し、グループをまとめる」リーダーシップが身についたと自己評価する大学生は4割を下回っている。

 同調査では、大学生の努力することへの肯定感の低さや対人関係におけるリーダーシップの低さは、人材育成の面で課題だとして、努力への肯定感や対人関係能力を高めるための取り組みを、大学をはじめとする教育機関や社会全体で考えていく必要があるとしている。

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