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「ドラマと企業CMを合体」朝日放送と電通が挑戦

 朝日放送が電通とタッグをなし、テレビドラマとCMを融合させた、プロダクトプレイスメントと呼ばれる広告手法を試している。プロダクトプレイスメントとは、テレビ番組や映画の中で企業の商品を登場させる宣伝広告の手法だ。

 1月から放送された関西地区のみのローカル番組となる深夜ドラマ「H-code(ハンター・コード)」では、スポンサーとなるトヨタ自動車を、番組のテイストにあった車種を選定し、第1~8話で登場させた。また3月10日に放送された第9話ではスペシャル版として、台本の段階からスポンサー企業を募り、トヨタ自動車とサントリー、ソニーマーケティング3社の協賛が決定した。

 プロダクトプレイスメントは場合によっては、番組の途中で不自然にスポンサーの商品が登場してしまい、視聴者が違和感を覚え、番組がつまらなくなってしまうというリスクがあった。しかし朝日放送と電通は今回、番組のテイストにあったクライアント商品を自然な形で露出している。商品の特徴を自然に、効果的に視聴者に訴えるのが目的だ。

 プロダクトプレイスメントは以前から、映画やドラマで用いられてきたが、今回のようにドラマの企画段階からスポンサーを募り、番組のテイストにあわせて行う手法は稀だ。はたして今後、クロスメディアとして確立するか。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/24 19:33 https://markezine.jp/article/detail/888

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