「iPhone OS 4」は、マルチタスク、アプリを整理するためのフォルダ、すべてのメールアカウントのメールを1つの受信ボックスで管理できる機能、エンタープライズ向けのセキュリティ機能のほか、iBookリーダーのiPhone版が提供されるなど、盛りだくさんの内容となっている。
その中には、新たにモバイル広告プラットフォーム「iAd」も含まれる。多くのアプリでは、表示された広告をクリックすると、ブラウザが起動して企業サイトが表示され、再びアプリに戻るのが面倒になるユーザーが多かった。iAdは全画面表示される動画とインタラクティブな広告コンテンツによって、この問題を解消。広告をクリックすることで、アプリから離れたくないユーザーに対して、アプリから外部サイトへ移動することなく、またアプリへ戻りやすくする機能を提供する。
アップルはiAdを通じて、広告を販売および配信し、開発者は広告収益の60%を受け取ることができる。
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