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急成長を遂げるロシアのオンライン市場と、No.1検索サービス「Yandex(ヤンデックス)」を追う

2010/11/26 11:00

 非英語圏ということもあり、国内ではなかなか情報を見つけづらいロシアのオンライン事情。しかし、欧米では近年、各企業がロシアのオンライン市場へ積極的に進出しています。そこで今回は、各種データをもとに、ロシアのオンライン事情を探ると共に、No.1の人気を誇る検索サービス「Yandex(ヤンデックス)」の概要とSEM実施時のポイントを紹介していきます。(バックナンバーはこちら)

ロシアNo.1の検索エンジンYandex(ヤンデックス)

 海外ではGoogleが検索市場を制覇しているというイメージがありますが、ロシアで圧倒的にシェアを握っているのは「Yandex(ヤンデックス)」という検索サービスです。今回は、中国と共に急成長を続けるロシア市場と、ヤンデックスの特徴について探っていきます。

ヤンデックス(yandex.ru)のトップページ、サジェスト機能も備える
ヤンデックス(yandex.ru)のトップページ、サジェスト機能も備える
ヤンデックス検索結果
ヤンデックス検索結果

欧米企業が注目するロシア市場の魅力とは

 まず、ロシアのインターネットユーザー数に目を向けてみましょう。下図のとおり、過去5年間で順調な伸びを見せています。今年春の統計では、ロシア人口の約43%にあたる約5970万人がインターネットユーザーという結果が出ています。これは2000年の数値と比較すると、1826%の成長になります。

ロシアのインターネットユーザー数(単位:百万人)
ロシアのインターネットユーザー数(単位:百万人)

 もちろん、ユーザー数が多いだけでは魅力ある市場とは言えません。2~3年ほど前から、欧米ではB2C/B2Bの業態を問わず企業のロシア検索市場進出が盛んですが、これはEコマース市場の成長に反応したものだと言えるでしょう。例えばオンラインショッピング市場を見ると、2007年の29億ドルから2009年には48億ドルに伸びています。

 次に、年齢別にインターネットユーザーが占める割合を見てみましょう。国平均では34才以下の利用者が多いのが分かります。ロシアでは都市と遠隔地でインターネットの普及率に大差がありますが、モスクワのデータを見ると、34才以下ではほぼ全員が、35~54才でも半数以上がインターネットを利用しています。55才以上のユーザー数も、今後伸びると見込まれています。

年齢別インターネットユーザーの割合(資料:Yandex 2010)
年齢別インターネットユーザーの割合(資料:Yandex 2010)

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