米Yahoo!とbingの提携で変わるサービス
基本的には検索結果も広告もマイクロソフトのサービスをYahoo!が導入するイメージですが、すべてがそうではありません。下記は、提携後に変化する主なサービスのポイントです。
【広告関連】
- 広告は、すべてマイクロソフトのアドセンターでサービスを提供・管理
- 検索アルゴリズムとリスティング広告は、マイクロソフトが両社に提供
- セルフサービスの広告主は、マイクロソフトがサポート
- プレミアムアカウントの広告主(代理店、販売店を含む)は、Yahoo!が直接サポート
- ディスプレイ広告は今回の提携に含まれず、各社が個別に提供を続ける
- アフィリエイト検索パートナーは提携サービスに含まれず、各社が個別にサービスを提供
【検索・サービス・コンテンツ関連】
- ウェブプロバティ、電子メール、インスタントメッセンジャーは提携に含まれない
- 検索サービスが両サイトでまったく統一されるわけではなく、各社がそれぞれのユーザーに独自の検索体験を提供(結果の表示スタイルや、結果に含まれる内容がサイトによって違う)
- Yahoo!の検索技術の一部を、マイクロソフトがライセンス契約を通して使用
- Yahoo!の検索ページには、Yahoo!コンテンツも継続して表示
このようなサービスの変化は、SEO面に絞ると具体的には次のようになります。
- オーガニック検索の結果は100% bingのインデックスを基に作成される
- 検索キーワードとページコンテンツの関連性を重視するSEOの根本に変わりはない
- これからもコンテンツが王様
- クローラは、10月より徐々にMSNボットからbingボットに移行。しばらくは、両方のボットがクロールできる設定にする必要がある
- bingウェブマスターツールに、サイトマップをアップする
- bingウェブマスターツールで、クロール、インデックス、トラフィックのデータや問題を把握し、解決する
- インデックスされていないページのURLは、bingのウェブマスターツールで登録
- Yahoo!のサイトエクスプローラーで行なっていたURLの削除、ダイナミックURLの追加などもbingウェブマスターツールで行う