NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)と、NTTレゾナント株式会社(NTT レゾナント)は、NTT Comが開発した「リコメンデーション技術」を活用し、インターネットポータルサイトのgooが提供している「goo RSSリーダー(Web版)」からの閲覧履歴を元に、ユーザーの嗜好に適したRSSを自動表示する「おすすめRSS」の共同実験を開始すると6月6日に発表した。
共同実験では、「goo RSSリーダー(Web版)」において、各ユーザーの嗜好に適したRSSを自動的に表示する「おすすめRSS」に関するユーザーの利便性や満足度を検証する。「おすすめRSS」は、RSSで更新情報を配信している膨大な数のWebサイトの中から、各ユーザーの好みに合わせた情報を含むWebサイトのRSSを自動的に絞り込み、表示する。これにより、ユーザーは、自分の嗜好に適した新たな情報を容易に発見できる。この機能は、「goo RSSリーダー(Web版)」において、実験期間中、無料で提供する。
「おすすめRSS」の機能は、「おすすめRSS」の表示にあたり、ログインしている各ユーザーの閲覧履歴をもとに、他のユーザーの閲覧履歴の集計を参照しながら関心があると思われるRSSを類推して自動表示する。表示されるRSSは、いつどれくらいの頻度で閲覧したか、また同じRSSを閲覧した人たちが他にどのようなRSSを閲覧したかといった情報を基準とし、多くの人が閲覧しているRSSを重視した「人気順」や、閲覧者数よりも各ユーザーの嗜好を重視した「こだわり順」で表示することができる。
実験期間は、2007年年6月6日~12月下旬までを予定。今後、NTTレゾナントは、この実験で得たユーザーニーズを踏まえ、「goo RSSリーダー(Web版)」におけるリコメンデーション機能の商用化を目指す。また、NTT Comは、リコメンデーションやパーソナライズに関する技術評価を行い、新たなサービスを展開したい構えだ。