IAB(Interactive Advertising Bureau)によると、2010年のインターネット広告の年間売上高は、前年比15%増の260億ドルで、過去最高を記録した。このうち、最も多い120億ドルの検索連動型広告が全体の46%を占めている。動画CMやバナー、スポンサーシップ広告を含むディスプレイ広告は合計100億ドルに迫る勢いで、全体の38%。
スポンサーシップ広告(タイアップ広告)は、前年比88%増と最も高い成長率となった。また、モバイル広告の売上高については、5億5000万ドルから6億5000万ドルと推定している。
IABは、企業やブランド、マーケッターがデジタルメディアの効果を認識し、キャンペーンで活用していること、消費者のデジタルメディアへのシフトが、インターネット広告の成長を後押ししていると分析している。
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