SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

デジタルマーケティング活用の最新事例レポート

ソーシャルメディアでの話題化を促す3つのポイント
「フリスクさわやかすぎる通勤キャンペーン」の事例から紐解く


 先進的な取り組みを行うデジタルエージェンシーが、二か月交代で責任編集を行うこのコーナー「Agency's Choice」。7月~8月はビルコム株式会社が担当。第2回は、ソーシャルメディアキャンペーンを設計する際に頭に入れておきたい“話題を促すポイント”を、同社がてがけた「フリスクさわやかすぎる通勤キャンペーン」の事例から解説します。

 前回は、企業と消費者とのコミュニケーションの間に起きている変化をもとに、デジタルマーケティングが求められるようになった背景とデジタルエージェンシーの提供価値についてお伝えしました。今回からは、弊社が手掛けた最新事例をもとに、デジタルマーケティングに求められる視点をご紹介します。

「さわやかさ」と「通勤」のギャップを活かしたキャンペーン

 「フリスクさわやかすぎる通勤キャンペーン」は、2011年2月28日にクラシエフーズ株式会社より発売された新フレーバー「フリスク マスカットミント」の、認知拡大を目的として展開された「Webプロモーション × リアルイベント型」キャンペーンです。

 ターゲットである20代~30代男女のビジネスパーソンに、新商品の特長でもある「さわやかさ」を伝えるため、Web上でフリスクが話題になる仕掛け作りが求められました。

 そこで、私たちは「さわやかさ」を象徴するものとして「朝」に着目しました。

 さわやかな朝のなかでも、さわやかでないコト。それは、通勤ラッシュです。この通勤ラッシュをフリスクがさわやかにプロデュースすることで、新フレーバーの「さわやかさ」を印象付けることができると考えました。

 このような着想のもと、私たちは「さわやかすぎる通勤」というインパクトのあるインセンティブを用意し、プレゼントキャンペーンを実施することにしました。プレゼント内容は、自宅から会社へのリムジンでの送迎、プロの音楽家による車内演奏、豪華朝食。想像するだけで思わず面白くなってしまうような演出で、ソーシャルメディア上での口コミ拡散を図りました。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
潜在的関心の顕在化と参加の手軽さを意識

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
デジタルマーケティング活用の最新事例レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

鳥潟 幸志(ビルコム株式会社)(トリガタ コウジ (ビルコムカブシキガイシャ))

ビルコム株式会社 取締役兼COO。

1979年生まれ。
2003年 ビルコム株式会社創業メンバーとして参画。
2005年 ビルコム取締役兼COOに就任。以来、株式会社ユニクロ、協和発酵キリン株式会社、クラシエフーズ株式会社、株式会社BRIDGESTONE、Facebook, Inc.など国内外大手ク...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2011/08/23 16:38 https://markezine.jp/article/detail/14106

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング