SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

グーグル不在の中国Androidコンテンツ市場向けに
ACCESSPORTと中国Qihoo 360がプラットフォームを提供

グーグルの正式サービスがない中国ユーザーに日本のコンテンツを提供

 現在、中国ではグーグルがAndroidマーケットの正式サービスを提供していないため、中国国内のユーザーは、サードパーティのサービスなどをつかって、アプリやコンテンツを独自に入手している。

 今回、月間のユニークユーザー数が4億人を超える中国第2位のインターネット企業Qihoo 360 Technologyと日本のACCESSPORT社が提携。ACCESSPORTのAndroid向けコンテンツマーケット「Tapnow Market」を発展させて、日中間で利用できるAndroidコンテンツ流通プラットフォームを構築し、6月からサービスを開始する。

Qihoo 360 Tchnology CEOの周 鸿祎氏(中央)
ACESSPORT代表取締役社長の翁 永飆氏(左)と沈 海寅氏(右)
Qihoo 360 Tchnology社CEOの周 鸿祎氏(中央)、ACESSPORT代表取締役の翁 永飆氏(左)と沈 海寅氏(右)

 このプラットフォームによって、日本のコンテンツデベロッパーは、日本国内でアプリを登録・管理するだけで、直接的に中国のコンシューマーユーザーにサービスを提供し、アプリの課金などを通じて収益を得ることが可能になる。サービス提供にあたっては、DRM(デジタル著作権管理)とソフトの共通化をおこなうほか、課金システムについては共同でSDKを配布する。

 ACCESSPORTは国内ユーザー向けに、Tapnowのサービスをリニューアルし、有料アプリの販売をスタート。壁紙ストアを皮切りに、電子書籍、音楽、ビデオなどの販売を4月から6月にかけて順次開始していく。

Qihoo 360の周CEOが初来日

 今回の提携にあわせて、Qihoo 360 Technology社CEO周 鸿祎氏が来日。周氏は1998年に3721社を設立し、2003年同社が米ヤフーに買収されると、2004年にYahoo!中国のCEOに就任。その後Yahoo!を離れて、2006年Qihoo 360のCEOに就任。2011年3月、Qihoo 360はニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場を果たした。

 会見では、中国のインターネットユーザーの著作権の意識が変わりつつあること、ECの利用を通じてネットでのコンテンツ購入の敷居が下がりつつあることなど、単に市場規模の巨大さだけが魅力ではないことを強調。その一方で3G回線がまだ普及していないこと、コンテンツダウンロードにともなう課金への負担感については、PCを使ったスマートフォン端末へのワンクリックダウンロードなどによって補完していきたいと説明した。

【関連記事】
グーグルの中国撤退後、百度・捜狗のユーザー数が増加
アップル、中国でiPhone 4S展開
中国ネット通販ユーザーが最もネットを利用する時間帯は?
電通、中国287都市のBtoC市場の規模と成長力を指数化した
DeNAと百度が提携、公式アプリストアに中国版「Mobage」コーナー開設

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/02/24 19:25 https://markezine.jp/article/detail/15246

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング