ネットスターが実施した第9回「組織でのインターネット管理実態調査」では、URLフィルタリングを利用しているシステム管理者618人を対象に行われた。
その結果、4割以上のシステム管理者が「すべての機器のウェブアクセス内容の把握」を要望しているが、持ち出し機器のログを取得している法人は少ないことが明らかになった。
5割前後の法人が、主に「職場内ネットワークを利用しているパソコン」のウェブアクセスログを取得しているが、システム管理者が「内容を把握したい」と考えるログは「職場内の機器」のほか、「すべての機器」「持ち出し機器」が上位となっている。しかし、実際にスマートデバイスなどのパソコン以外の機器や「職場外ネットワークを利用している機器」のログを取得している法人は少数となっており、持ち出し機器まで手がまわっていないことが明らかになった。
また、管理者の8割以上が「アクセスしたサイトのURL」のログを取得しているが、分析している割合は「定期的」が3割、「一時的」が1割に留まっている。また、6割の法人が「フィルタリング提供会社のレポートツール」を利用するも、これだけですべての内容を把握することは難しいとしている。
【調査概要】
第9回「組織でのインターネット管理実態調査」
本調査は、ネットスターが株式会社マクロミルに委託して、2012年4月27日~2012年5月8日にウェブアンケート方式で実施。対象者はURLフィルタリング製品・サービスを利用しているシステム管理者618人で、有効回答数は618件。
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