「気になるとすぐに行動しちゃう」
――まず始めに、お名前と年齢、職業を教えてください
山下陽光(やましたひかる)29歳です。高円寺で「素人の乱シランプリ」という古着屋の店長をしてます。

――動画を作成した「トリオフォー」というグループは、どんな活動をしているのですか?
僕を入れてちょうど7人のグループなんですが、映像作品を作ったり、イベントによばれてそこで映像を流したり、映像とからんで何かをやったりとか。映像は1人が作ってるんですけどね。あと、2年くらい毎日インターネットラジオを流したりしてるんですよ。常に6人くらいしか聞いて無いんですけど。ちょっと街で大声で話したほうがいいんじゃないかって感じなんですけどね。
――いやいや(笑)。動画は編集の技術など、クオリティが高くて驚きました。
動画の編集を担当している人は、そういう仕事をしてるみたいですね。
――駅で最初に佐藤さんのガムテープ案内文字を見たときはどう思いましたか?
パッって見たときに、おやっ?と思って、なんか文字がぼこぼこしてるなと思ってどんどん近づいて行ったら、ガムテープでできていて。しかも文字にカーブがあったり独特のルールがあって、なんじゃこりゃ!!っていう感じになって、もう大騒ぎしまくったんですよ。

――そもそも、案内文字がガムテープだと気づいたのがすごいですよね。
僕、昔からガリ版がすごい好きなんですけど、佐藤さんの字と近い感じがするんですね。ガリ版って全部手書きなんですよ、でも手書きのような活字のような変な違和感があるじゃないですか。しかも文字の完成度が異常に高いんですよね。きれいだし。ガリ版好きっていうのがあったんで、佐藤さんの文字にもひかれたんだと思います。

――なるほど。そういう理由があったんですね。あとすごいと思うのは、そこから佐藤さんを探し出して取材してしまうという。
僕、昔から気になっちゃうとすぐ行動しちゃうんですよね。誰かが無意識で置いただけの物に対して異常に反応して「これめちゃめちゃかっこいいじゃないですか!!」みたいなことをいっぱいしゃべっちゃって、気持ち悪がられることもよくあるんですけど。
――ははは。かなり行動的な性格なんですね。ところで動画がネットで評判になったきっかけは何だったんですか?
色んな人が見るようなブログで紹介されたのがきっかけみたいですね。あとネットでは文字好きの人が多いみたいですね。今までもトリオフォーのサイトに動画をのせていたので、プチブームみたいなのは何度かあったんですけど、YouTubeにアップしたら、右肩上がりでアクセスも増えて、どんどん反響が大きくなってる感じですね。
――YouTubeは見やすいっていうのがあるんでしょうね。自分のブログにも簡単にのせられますしね。動画が話題になっているのをみてどう思いましたか?
これだけ反応があると単純に嬉しいし、今後のやる気にもなるって感じですね。あと僕らみたいに全然知らない人が作ったのに、純粋に面白さが評価されたのが嬉しいですね。
――動画がウケた理由は何だと思いますか?