アトリビューションとは、効果測定のこと
「アトリビューション」という言葉を耳にしたことはありますか?デジタルマーケティングに携わる方であればご存じの方も多いと思いますが、アトリビューションは決してインターネット広告業界だけの話しではありません。
広告業界において、アトリビューションとは、広告効果測定のことです。英語では「Attribution」と綴り、辞書をひくと「属性、帰属」という訳語が出てきます。欧米のインターネット広告業界の文献を読んでいると「Conversion Attribution」という言葉を見かけることがありますが、私はこの言葉を「コンバージョンへの貢献度」と訳しています。出稿媒体やクリエイティブ、キーワードなどのコンバージョンへの貢献度を数値で表し、それぞれの広告効果を測定しようということです。
インターネット広告やオンラインの施策(SEMやSNS、メールマーケティングなど)のみを対象にしたものをオンラインアトリビューション、一方でマス広告や交通広告、DMやチラシなども対象にしたものオフラインアトリビューションと呼ぶこともあります。
アトリビューションを広告効果測定だと考えるとわかりやすいでしょう。広告はオンラインとオフラインの両方がありますので、アトリビューション(広告効果測定)のカバー範囲もそのすべての領域に及びます。
すなわち、先ほど「Conversion Attribution」を「コンバージョンへの貢献度」と訳すと書きましたが、インターネット上のコンバージョンだけを扱うわけではなく、店舗での購入(コンバージョン)なども対象にして広告の貢献度を数値で現すことも含んでいます。もう少し厳密にいうと、広告以外のマーケティング施策も含んでいますので、マーケティングのコンバージョンへの貢献度、あるいは、ビジネス目標への貢献度を数値化しようという試みだといえます。