本屋さんが選ぶ賞として知られる「本屋大賞」が今年も発表された。一次投票には全国463書店より598人、二次投票には263書店より307人の投票があり、二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票が行われた。その結果、2013年本屋大賞に、『海賊とよばれた男』百田尚樹(講談社)が決定した。
大賞を受賞した『海賊とよばれた男』は、2012年にMarkeZine編集部が編集した書籍『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』でも紹介。本書を推薦したのは丸善丸の内本店ビジネス書売り場担当の田中大輔氏で、「幕末の坂本竜馬を彷彿させる偉人のノンフィクション述べるであり、ビジネス書としても読み応えのある本」というコメントを寄せている。
本屋大賞の2位は『64』横山秀夫(文藝春秋)、3位 『楽園のカンヴァス』原田マハ(新潮社)、4位 『きみはいい子』中脇初枝(ポプラ社)、5位 『ふくわらい』西加奈子(朝日新聞出版)。
翻訳小説部門では、1位 『タイガーズ・ワイフ』テア・オブレヒト 著/藤井光 訳(新潮社)、2位 『湿地』アーナルデュル・インドリダソン 著/柳沢由実子 訳(東京創元社)、『ルパン、最後の恋』モーリス・ルブラン 著/平岡敦 訳(早川書房)、3位 『2666』ロベルト・ボラーニョ著/ 野谷 文昭、内田 兆史、久野 量一 訳(白水社)となった。
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