AIの活用により、マーケティングの分析業務におけるスキルやノウハウが一般化している中、他社に差をつけるカギとして「独自データ」への関心が高まっている。そのような中で注目が集まっているのが、ヴァリューズが展開する、250万人のWeb行動ログを基盤とする競合調査・市場分析ツール「Dockpit(ドックピット)」だ。本記事では同社の榊氏と水野氏にインタビュー。Dockpitの具体的な活用事例のほか、AI時代に一歩抜きんでたデータ分析を行うためのヒントを聞いた。
生活者理解に革命を起こすリサーチエンジン「Dockpit」とは?
MarkeZine:はじめに、Dockpitとはどのようなソリューションなのか教えてください。
榊:Dockpitは、ヴァリューズが保有する約250万人の消費者パネルのWeb行動ログデータを活用した競合調査・市場分析ツールです。何時何分何秒にどのような検索や広告接触を行い、どのページを閲覧したかという詳細な行動データを取得し続けており、3C分析(Consumer、Competitor、Company)のフレームワークをベースに、消費者軸・競合軸での分析が可能です。
MarkeZine:ヴァリューズは、どういった背景・考えでDockpitを開発・提供しているのでしょうか?
榊:Dockpitは「その意思決定に、データを。」というコンセプトのもと、2つのミッションを掲げています。1つ目は「生活者理解に“新しい変化”をもたらす」というミッションです。
マネジャー マーケティングコンサルタント 榊規宇氏
従来の意識調査(アンケートやインタビュー)では、対象者に直接質問することで消費者の声を収集してきました。しかし、人は記憶から抜け落ちてしまった事柄について正確に答えることができないほか、無意識の思考や感情は抽出しづらい傾向があります。
このような課題を解決するため、私たちは意識調査と行動調査(行動データ調査)をブリッジすることで、新しい生活者理解の形を提案しています。行動データは消費者の実際の行動を客観的に記録したファクトであり、記憶の曖昧さや回答バイアスの影響を受けません。意識調査で得られる「なぜそう思うのか」という理由と、行動調査で明らかになる「実際に何をしているのか」という事実を組み合わせることで、より深く正確な生活者理解が可能になります。
MarkeZine:なるほど。マーケティングリサーチは意識調査で完結してしまうケースが多いですが、行動データを取り入れると、曖昧な部分の解像度が高くなりますね。
榊:ええ。もう1つ、「Dockpit」はマーケターの皆様にとって身近で頼りになる存在を目指しています。何か気になることや課題が発生した際の最初のとっかかりとして、Googleで検索するような感覚で気軽に調べられる“リサーチエンジン”でありたいのです。
私たちが考える課題解決の「初めの一歩」とは、事業課題の解決プロセスにおける「仮説出し」のフェーズを指します。売上低迷や新規顧客獲得、ブランドの若返り、市場縮小といった様々な事業課題に対して、経験と勘ではなく消費者行動というデータに基づいた仮説立案を行うことで、課題解決の成功確率はぐっと高まるはずです。
たとえばこんな時、Dockpitなら瞬時に「数字(ファクト)」を抽出できる!
・対象業界の規模や動向、ユーザー属性を知りたい
・市場トレンドに基づいた新商品開発のアイデアが欲しい
・企画の方向性や仮説が正しいか、定量的に検証したい
・今の消費者に響くコミュニケーションの切り口を知りたい
・競合サイトと比較して、施策やキャンペーンの効果を客観的に検証したい
・企画を提案する際、業界内でのシェアなど競合の状況を踏まえてプレゼンしたい
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和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)
IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:株式会社ヴァリューズ
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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