LINE@を活用してあなたのお店に効率よくお客さまを呼び寄せるために、まずはLINE@の特徴である「プッシュ通知」を理解しておきましょう。そして、適切な頻度やタイミングでメッセージを配信し、企画したメッセージ内容に興味を持ってもらい来店を後押ししていきます。
今回は、あなたのお店に合った配信頻度とタイミングの考え方を解説したあとに、メッセージやクーポンのアイデアを事例をまじえて紹介していきます。
プッシュ通知のメリット・デメリットを押さえよう
LINE@の特徴のひとつに「プッシュ通知」があります。プッシュ通知とは、メッセージを配信すると、ユーザーのスマートフォンの画面にポップアップでメッセージが通知されることです。サウンドやバイブレーションによる通知もあり、手元にスマートフォンを持っている状態であれば、ほとんどの人に通知を気付いてもらえます。
プッシュで配信する情報は、配信と同時に多くの人に開封して読んでもらいやすい半面、受け手の都合への配慮なく送り付けられることで不快感を与えてしまうこともあります。その結果、アカウントからのすべてのメッセージをブロックされる可能性があります。お客さまはトーク画面の設定から「ブロック」をタップすれば、メッセージを受け取らないように簡単に設定することができます。その設定が解除されない限り、お店からのメッセージはお客さまに届かなくなってしまいます。
LINE@を運用する時は、プッシュ通知のメリット・デメリットを十分に把握した上で情報を配信する頻度やタイミングを工夫することが重要になります。
配信頻度と来店頻度の関係
メッセージの配信頻度を考えるときに意識したいのが、お客さまの来店頻度です。お店が取り扱う商材によって、お客さまの来店頻度は異なります。一般的に日用品や飲食物を取り扱うお店では来店頻度は高くなり、カラオケ店や美容室などでは低くなります。つまり、クーポンの配信頻度はこの来店頻度を考慮して決める必要があります。
もしも、1年に1回しか行かないようなお店から毎週のようにクーポンが届いたらどう感じるでしょうか。多くの人は、受け取りを拒むのではないでしょうか。来店促進を目的とするクーポンを配信するときは、お客さまの来店頻度よりも配信頻度の方がはるかに高いということにならないようにしましょう。
例えば、週に1回程度来店するお客さまが多いドラッグストアなら、配信頻度は週に1~2回が妥当と言えます。3か月に1回行くようなマッサージ店などの場合は、1か月に1回程度の配信にして、来店頻度の向上を図るといいでしょう。