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最新アドテクの効率的「運用」を考える(AD)

データマネジメントプラットフォーム(DMP)構築の落とし穴 構築時に注意したい4つのチェックポイント

「DMPを構築する」とは?

 まずはDMPを構築するということについてです。当社は「DMPを構築する」ことを、DMPによって以下3つの領域をリアルタイムかつシームレスに連携させることと定義しています。

  • データを蓄積するための “データストレージ領域”
  • 蓄積したデータを分析・集計して、見える化を行う “アナリティクス領域”
  • 分析・集計した結果を各データ活用チャネルで利用する “チャネル連携領域”

 では、具体的にDMP単体がどのような機能を包含していて、それぞれの領域とどのようにして連携を行っているのでしょうか。

 DMPは「IDの名寄せ機能」と「IDリストの抽出機能」の2つの機能を提供しています。「IDの名寄せ機能」は主にデータストレージの領域との連携の際に用いられている機能で、「IDリストの抽出機能」は主にアナリティクス領域とチャネル領域の2つの領域に提供を行っています。

DMPがデータストレージ領域に提供している機能

 現在存在している1st Party Data(クライアントが保有するデータ)や外部データは、それぞれ異なるID体系によって管理が行われています。例えば、オーディエンスを一意に示すための情報としては会員IDやメールアドレス、名前、携帯電話番号、Cookieといったものが存在していて、1st Party Dataだけの場合でも管理をしているサービスごとに異なるID体系を持っているケースもあります。そういった環境下にあるクライアントに対して、DMPは名寄せ機能を提供しています。

DMPがアナリティクス領域に提供している機能

 アナリティクス領域で1st Party Dataと外部データを用いた分析を行おうと思うと、共通IDの中から特定のルールでデータを抽出する機能が必要になります。例えば、サービスの休眠顧客になったオーディエンスを1st Party Dataから抽出し、外部データと連携を行い休眠顧客になった原因を発見したり、外部データを分析し、見込み顧客リストを作成して「IDの名寄せデータベース」に登録を行い、チャネル領域との連携を行うといったことが可能になります。

DMPがチャネル領域に提供している機能

 マーケティングに利用しているチャネルは管理IDがそれぞれ異なっているケースが多く、そのため、分析した結果をそのチャネルに対して最適なIDリストとして抽出を行う必要があります。例えば、メルマガではターゲティングリストはメールアドレスで必要になり、コールセンターでは電話番号、DSPではCookieが用いられています。

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構築時に注意をしたい4つのチェックポイント

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この記事の著者

簗島 亮次(ヤナシマ リョウジ)

株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長。 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科を2010年首席で卒業。 2013年、Googleのレイ・カーツワイル氏が2020年に起きると予測した「あらゆるデータがひとつに統合される」という革命を冠した株式会社インティメート・マージャーを創業し、2019...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/10/29 11:00 https://markezine.jp/article/detail/18691

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