5月20日、リクルートテクノロジーズとアドバンスドテクノロジーラボの主催によるスマートデバイス体験イベント「未来レストラン」が開催されました。今年の3月開催された1回目に続き、その改善点を活かした2回目となる本イベントにお邪魔してきました。
スマートグラスで常連さんを認識
これは、スマートグラスと顔認識機能を組み合わせたシステムです。例えば常連のお客さんがお店に入ってくると、カメラの顔認識機能で検知して、常連さんが来店したことをお知らせします。新米の店員さんが常連のお客さんの顔を覚えていなくても、スマートグラスがお客さんと店員さんのコミュニケーションをサポートしてくれます。
店員役の女性が見ている画像が、タブレットに映し出されています。タブレットで写真を撮って、顧客情報を登録しておけば、全てのスマートグラスに情報を同期・共有できるそうです。
Kinectで店員さんを呼んでみよう
Kinect(キネクト)は、センサーが人の体の動きや声を認識することで、操作ができるシステムです。頭上の空が写っているパネルに手をかざすと、Kinectが人の動きを検知。そしてだんだんと雲が晴れていき、店員さんが画面に現れます。プロジェクション映像を通して、店員さんと会話をしながら注文をすることができます。「すいませーん!!」と大きな声を出さずに、スマートにオーダーできれば、デートの勝率が上がるかもしれませんね。笑
スマートグラス越しにARメニューで注文
では、次はスマートグラスを利用してメニューを注文してみましょう。スマートグラスをかけると、ARメニューが出現します。スマートグラスを装着した頭の動きで、ARメニューは操作できます。スマートデバイス越しにARメニューを見ながら、定員さんとボイスチャットをしつつ「これをください」と言うだけで、注文が完了します。
実際に体験してみると、スマートグラス自体の重さが少し気になるものの、注文までスマートに行うことができました。今後は、実物のサイズが見られる仕組みなど、ARだからこそ可視化できる機能が実装されるとますます面白くなりそうです。
アナログとデジタルが融合!ろうそくでデジタルコンテンツを操作
さて、今回のイベントで最も視覚的にインパクトがあったのは、アナログとデジタルを融合させた“ろうそくで操作できるテーブル”でした。ろくそくの炎から出ている赤外線を、頭上に設置されたWiiリモコンで読み取り、テーブルディスプレイ上のメニューが操作できる仕組みです。
今回のデモンストレーションでは、キャンドルグラスを動かすことで、机として利用していたテレビに表示されるメニューを操作することができました。これはテレビだけでなく、プロジェクターなどへの投影も可能だそうです。この仕組みを誕生日などのサプライズ演出に応用すれば、相手に驚きと感動を提供できそうです。
他にも、注文やお店の人気メニューをリアルタイムで壁やガラスに投影できる仕組みや、iBeaconを活用して個人のスマートフォンをメニュー端末に変身させる仕組みなどが紹介されました。Google GlassやJINS MEMEなど、企業だけでなく消費者も大きな関心を寄せているウェアラブルデバイス。実際に使ってみると、そのわくわく感、期待度はさらに高まりました。テクノロジーの進化が実現する、少し先の未来を体験できた楽しいイベントでした!
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