11月6日、Facebook創設者のMark Zuckerberg氏が発表した「Facebook Ads」という新しい広告システムについて米メディアが報じた。この新しい広告システムのマーケティングパートナーには、コカ・コーラ、CBS、そしてFacebookに投資しているマイクロソフトが名を連ねているという。
「Facebook Ads」では、一般ユーザーが自分のプロフィールページを作成するように、広告主となる企業もプロフィールページを作成し、商品やブランドの情報を提供することができる。また、ある特定の商品を気に入っているユーザーの友人に対して、その商品の広告バナーを表示するといったターゲティング広告も展開。さらに、Facebookは、ユーザーの年齢、性別、趣味などのデータをマーケティングのために提供するという。
この広告システムがユーザーに与える影響については未知数だが、Googleが米最大手SNSであるMySpaceと有力SNSサイトを巻き込んで発表した、SNS標準APIを提供する「OpenSocial」プロジェクトに参加しなかったFacebookとしては、この「Facebook Ads」で独自の展開を示したいところだ。
参考:"Facebook Rolls Out Behavioral-Ad System"(Wall Street Journal)
「ライブブログ: Facebook広告についての発表(ソーシャル広告+Beacon+Insight)」(TechCrunch Japanese)