Jストリームは、コンテンツホルダー・コンテンツプロバイダーが独自に「音楽ストリーミング配信サービス」によるビジネス展開ができる「SecureCast Plusストリーミング配信オプション」の提供を開始した。サービス提供の前段階より、すでに複数の顧客とサービス開始に向けた準備が進行している。
デジタル音楽市場は、iTunesなどで好きな楽曲を単曲もしくはアルバム単位でダウンロード購入する「ダウンロードサービス」が長く主流であった。その後、月額固定で聞き放題(サブスクリプション型)が基本の「ストリーミングサービス」が登場し、最大手のSpotifyは全世界で4,000万ユーザー、有料会員1,000万ユーザーを突破している。また、Amazon.comが6月にサービスを開始し、ビーツミュージックを買収したアップル、YouTubeも参入を予定しており、音楽配信ビジネスは世界的に大きな変革期を迎えている。世界的に市場が急拡大している音楽ストリーミング配信サービスは、日本でも今後の市場拡大が予想されている。
「SecureCast Plusストリーミング配信オプション」では、コンテンツのストリーミング配信だけでなく、Android・iOSの両方に対応するWeb(HTML5)ベースの音楽プレイヤーも提供。コンテンツホルダー・コンテンツプロバイダーは専用プレイヤーの開発やストリーミング専用設備の新設が不要で、他社のプラットフォームに依存せずに独自の音楽ストリーミング配信サービスを開始できる。また、短期間でも利用でき、期間限定のファンサービスやキャンペーン特典としての音楽ストリーミング配信も可能だ。
【関連記事】
・Spotifyが2つの動画広告をローンチ、モバイルでCMを見ると30分間広告なしで音楽が聴ける
・スマホにかざすと音楽が流れる!ソニー、「M-CA MUSIC」カード発売
・音楽ライブをスマホで楽しむ傾向は10代で顕著に【音楽ライブと音楽視聴に関する調査2014】
・アップルがBeats2社を30億ドルで買収、ヘッドフォンと定額制音楽サービスを手中に
・聴いてる音楽をスマホで判定、すぐにシェアできるFacebookの新機能