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【短期集中】オムニチャネル・マーケティング~実践現場からベスト・プラクティスを探る

進める前に知っておきたい、オムニチャネル・マーケティングにおける効果測定の“下ごしらえ”

 これまで2回にわたり、オムニチャネル・マーケティング推進の舞台裏について構築、運用設計の面から紹介しました。今回は、オムニチャネル・マーケティングにおける効果測定の「下ごしらえ」について、現場目線でお伝えしていきます。

チャネル横断の施策効果とそのプロセスを可視化

 今回は、以下のようなサービスを例に考えてみましょう。

 このケースは、アプリそのものも一つのチャネルとしてサービスを展開していますから、アプリのビジネスへの貢献度の測定やレポートが求められます。

 このサービスの中で、どのようなレポートを設計し、測定を継続、「このアプリの意義」が証明でき、ビジネスの発展(ユーザーへのより良いサービス提供)ができるのか、という視点が必要になります。

 このサービスモデルでの、アプリを発端として、購買に至るまでのユーザーの行動を描いたものが以下の図です(本来は、より多様な行動が考えられますが省略しています)。

 この図はユーザーの行動だけでなく、同時に測定すべき「データの流れ」を示すヒントになります。つまり、このデータの流れをたどる事で、測定するデータの設計が可能になります。これがまさに効果測定の「下ごしらえ」なのです。

 今回は、この3つの効果を測定する場合について考えます。

  1. プッシュ通知によるアプリ起動、ECの閲覧(1)~(2)
  2. アプリ内でのECへの新規会員登録 (3)
  3. お気に入り登録された商品を店舗で購買しているのか(4)~(5)

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この記事の著者

工藤 元気(クドウゲンキ)

1985年生まれ。㈱ゆめみ取締役。大手小売・飲食・メーカーのマーケティングシステム、O2Oアプリ、CRMの大規模受託開発の企画・ディレクター・営業を兼務し、現在は企業のオムニチャネル推進のためコンサルティング、研究に従事。現場で培った経験を元に、新鮮で現実味のある情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/02/02 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23784

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