フジテレビと日本マイクロソフトは、新しい視聴者体験を提供するクラウドおよびAI技術で連携することを発表した。同連携の第一弾として、「DREAM FACTORY (以下、ドリファク)」の基盤に日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用し、その動画配信機能とAI機能を活用した新しい視聴者体験サービスを展開する。
ドリファクは、再生数ランキング形式の動画投稿サイト。動画が公開されると同時にSNS上でURLとサムネイルが発信され、投稿者はそのURLを拡散することで自身の作品を宣伝することが可能になっている。また、フジテレビによる映像チェックの後に公開するため、権利侵害もなく安全性も高い。
今回の取り組みでフジテレビは、ドリファクの配信基盤にMicrosoft Azureの動画配信サービスMedia Servicesを採用した。さらに、Cognitive Servicesと動画にAIを応用するサービスのAPI群のMedia Analyticsをドリファクに実装し、自動字幕生成機能を2017年7月1日より英語・中国語・スペイン語・フランス語から、順次提供を開始する。
これにより、動画の音声が自動でテキスト化されるだけでなく、最大9か国語に自動翻訳されていくことを目指す。
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