KDDIは、「スマホ決済利用意向調査」を実施しました。スマホ決済は、専用端末にタッチして決済および清算する行為を指し、オンラインでの決済は除いている。
2割スマホ決済を利用:利用理由は「会計がスムーズ」と「ポイント付与」
調査の結果、スマホ決済をしている人が20.1%いることがわかった。利用年代としては、30代の利用が高い結果となった。利用理由に関しては、「会計がスムーズだから」(23.4%)が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)「財布を持たなくて済むから」(15.0%)が続いた。
また、今後も継続してスマホ決済を利用したいか聞いたところ、「91.3%」が継続利用したいと答えており、スマホ決済への満足度が高いことが明らかになった(とても思う/思うの合算)。
スマホ決済の利用意向は約半数:10~20代が積極的
次に、スマホ決済の利用意向について聞いたところ、42.5%が将来的にスマホ決済を使うと回答した(使うと思う/たぶん使うと思うの合算)。年代別では、「10代」(53.8%)が最も高く、続いて「20代」(42.2%)と若年層がスマホ決済に積極的であることがわかった。
若年層で目立つアクティブシーンでの利用
スマホ決済の利用場所について聞いたところ、全体では「コンビニ」(65.0%)、「交通機関」(37.0%)、「スーパーマーケット」(34.1%)と続き、日常使いがメインとなっていることがわかった。
また年代別で見ると10代では「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリーマーケット」(25.4%)、20代では「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%)など、アクティブシーンでの利用に利便性を感じていることがわかった。一方、40代から50代はアクティブな項目よりも「百貨店・デパート」や「家電量販店」などショッピングに使う回答が目立った。
年代別、スマホ決済を使いたい理由
今後、スマホ決済の使うと答えた人に対し、その理由を聞いたところ、10代および20代では「会計がスムーズ」(10代:50.0%/20代:52.9%)、「財布を持たずに済む」(10代:49.5%/20代:41.3%)に多くの回答が集まった。
一方、40代および50代は「ポイントが付くから」(40代:56.2%/50代:50.8%)が主な理由となっており、年代ごとに目的が違うことがわかった。
現在利用していない理由、トップはセキュリティの不安と紛失・故障
現在スマホ決済を利用していない理由を聞いたところ、「セキュリティが不安」(38.8%)や「スマホの紛失・故障」(34.7%)が多く、「悪用される」(25.0%)や「登録が面倒」(23.0%)、「操作方法がわからないから」(15.1%)も上位に挙がった。
世代別では、10代は「クレジットカードを持っていないから」(28.1%)が多く、「利用したいけど利用できない」ことが浮き彫りとなった。
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