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Instagramで売れてる商品、話題のスポットはどうして生まれたのか?

Instagramがきっかけで人が集まる?人気になった観光スポットの事例に学ぶ

 Instagramのビジネス活用についてご紹介する本連載、第3回となる本記事ではInstagramで来訪者が増えた観光スポットや、観光地の取り組みを見ていきます。

観光と相性のいいInstagram

 こんにちは。テテマーチの松重です。Instagramのビジネス活用についてご紹介する本連載、第3回となる今回はInstagramで来訪者が増えた観光スポットや、観光地の取り組みについてお話しします。

 Instagramと観光は非常に相性が良く、私たちも様々な自治体や観光協会様よりInstagramの活用についてご相談を頂く機会が増えています。自治体の公募案件にもSNSの活用という項目が盛り込まれることが増えているようで様々な代理店さんからもご相談いただいております。それでは、若者と訪日観光客の獲得の鍵、Instagramの観光活用法を見ていきましょう。

Instagramブームで観光地のチャンス到来

 Instagramが若者から爆発的な支持を受ける今、観光地は若者集客のチャンス到来といえるでしょう。また、2020年の東京オリンピックの開催に向け訪日観光客も増加している中でInstagramは訪日観光客の獲得にも期待が持てる媒体だと思います。

 では、なぜ若者や訪日観光客を獲得できるチャンスがあるのか? 若者、訪日観光客それぞれのポイントをまとめてみます。

 まず、若者についてですが、最近の若者たちはフォトジェニックというキーワードをモチベーションに食べ物や、遊びに行く先を探しています。見た目がかわいいものや、美しいもの、インパクトがあるものを写真に収めInstagramに投稿することを目的に足を運ぶ若者が増えているのです。Instagramが話題になる一昔前であれば、渓谷や、滝などの自然を見に行こうという若者はそう多くはなかったと思います。しかし最近では「Instagramで見たあの場所に行ってみたい」「自分もあそこで写真が撮りたい」という理由で若者が動くのです。

 続いて、訪日観光客についてですがInstagramは他のSNSや情報媒体と違い多くの情報が写真や、動画といったビジュアルが主体となっています。今までの情報取得する際に利用していたWebサイト、TwitterやFacebookなどのSNSもテキストが主体のコミュニケーションだったため言語の壁を越えにくいところがありました。

 それに対しInstagramは、その土地の美しさや風情などをビジュアルで表現できるため、地名など断片的なキーワードを載せるだけでもその土地の魅力を訴求することができます。

 実際に日本に来た多くの訪日観光客も「#japantrip」や、「#japantravel」といったハッシュタグで、多くの思い出を残してくれます。Instagramに日本らしい景色や食べ物の写真を投稿する際に、英語のハッシュタグをつけて投稿すると海外のユーザーからのいいね!やコメントが付きやすいことからも、海外のユーザーもInstagramを利用して日本の情報をキャッチしてくれていることがわかります。

 このように、若者や訪日観光に訪れるような海外の方にもInstagramを活用することでアピールができるという点から、各観光地はまさに観光集客のチャンスが到来しているといるでしょう。

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この記事の著者

松重 秀平/テテマーチ株式会社(マツシゲ シュウヘイ)

 2015年6月に創業したテテマーチ株式会社にてSNS事業の立ち上げを行う。現在はサブスクリプション型のSaaSであるInstagram分析ツール「SINIS(サイニス)」のグロースおよび、SNSの研究チーム「サキダチラボ」の所長を務める。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/08/04 10:00 https://markezine.jp/article/detail/26892

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